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intra-martを初めて使う開発者が、まずは e Builder で「Hello world!」する方法

投稿日:2015-12-10 更新日:

e Builder は、intra-mart Accel Platform で動作するアプリケーションを開発するための開発支援ツールです。
このレッスンでは、intra-martを初めて使う開発者が e Builder を使って、簡単な「Hello world!」を作成する方法を紹介します。
e Builder 動作に必要なシステム要件は、以下のドキュメントを参照してください。

このレッスンで使用するプログラムは、以下の環境で動作しています。

  • Windows7
  • Oracle JDK 8
  • PostgreSQL 9.4

完成イメージ

<操作方法>

試しに Name フィールドに「world!」と入力して 「Submit」をクリックしてみましょう。入力した情報が次の画面に表示されるはずです。

完成サンプル

以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。

e builder プロジェクト : im_cookbook_109000.zip
imm ファイル : im_cookbook_109000-1.0.0.imm

ローカル環境で表示させる場合は、以下のURLにアクセスしてください。
http://localhost:8080/imart/im_cookbook/109000/input
なおベースURLである以下の部分は、環境に合わせて適宜変更してください。
http://localhost:8080/imart

レシピ

  1. Oracle JDK 8 のインストール
  2. PostgreSQL 9.4 のインストール
  3. e Builder のインストール
  4. デバッグサーバの構築
  5. モジュールプロジェクトの作成
  6. 「Hello world!」の作成
  7. モジュールへの依存関係の設定
  8. 作成したページの確認
  9. ユーザモジュールの出力

1. Oracle JDK 8 のインストール

以下のリンクから最新版をダウンロードして、インストールしてください。

JDKのインストール後、Windowsの環境変数に JAVA_HOME を設定してください。
(例:C:\Java\jdk1.8.0_xx)

2. PostgreSQL 9.4 のインストール

以下のリンクから最新版をダウンロードして、インストールしてください。

インストール完了後、pgAdminで以下のようにログインロールとデータベースを作成してください。

  • Role name: imart
  • Password: imart
  • Database name: iap_db
    [注] データベースのオーナーを imart に設定してください。

PostgreSQL 9.4 のセットアップについての詳細は、以下のドキュメントを参照してください。

3. e Builder のインストール

以下よりご自身のOSの環境に即した e Builder をダウンロードしてください。ダウンロード完了後、任意のフォルダに展開してください。
展開したフォルダ内の eBuilder8.exe を実行し起動ができたら完了です。

  • http://www.intra-mart.jp/download/try/eBuilder8-win32.win32.x86.zip (32bit)
  • http://www.intra-mart.jp/download/try/eBuilder8-win32.win32.x86_64.zip (64bit)

e Builder のセットアップの詳細は、以下のドキュメントを参照してください。

4. デバッグサーバの構築

デバッグサーバとは、e Builder から起動可能な「intra-mart Accel Platform」専用の開発環境用サーバです。
以下のページを参考にデバッグサーバのテナント環境の構築まで行ってください。

この手順が終われば開発の準備は完了です。

5. モジュールプロジェクトの作成

以下のページを参考に e Builder で新規プロジェクトを作成します。

今回は以下のように作成します。

31

続いて、以下のページを参考に作成したユーザモジュールプロジェクトをデバッグサーバと紐付けます。

以下のようにデバッグサーバにプロジェクトが表示されれば完成です。

32

6. 「Hello world!」の作成

ここからは実際に e Builder で「Hello world!」の作成を行っていきます。
今回は intra-mart が提供しているスクリプト開発モデルを利用します。
スクリプト開発についての詳細は、以下のページを参照してください。

下記のファイルをプロジェクト内に新規作成してください。

入力ページの作成(html)

im_cookbook_109000/src/main/jssp/src/im_cookbook_109000/hello/input.html

表示画面の作成(html)

im_cookbook_109000/src/main/jssp/src/im_cookbook_109000/hello/output.html

入力画面のロジック作成(js)

im_cookbook_109000/src/main/jssp/src/im_cookbook_109000/hello/input.js

出力画面のロジック作成(js)

im_cookbook_109000/src/main/jssp/src/im_cookbook_109000/hello/output.js

ルーティング設定ファイルの作成

スクリプト開発にはURLを決定するルーティングファイルの作成が必要です。

im_cookbook_109000/src/main/conf/routing-jssp-config/im_cookbook_109000.xml

完成後の配置は、以下の通りです。

33

7. モジュールへの依存関係の設定

プロジェクト内の module.xml を開き、「依存関係」タブから以下のように依存関係を追加してください。
今回は、 jp.co.intra_mart.im_jssp に依存する設定とします。

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8. 作成したページの確認

ルーティング設定ファイルを編集した場合は、デバッグサーバの再始動が必要です。
今回の場合、ルーティング設定ファイルとは im_cookbook_109000/src/main/conf/routing-jssp-config/im_cookbook_109000.xml を指します。
サーバービューから「サーバーを再始動」ボタンをクリックし、デバッグサーバを再起動します。

36

http://localhost:8080/imart/im_cookbook/109000/input にアクセスすることで作成した「Hello world!」を確認することができます。

37

9. ユーザモジュールの出力

作成したプログラムをユーザモジュールとして出力します。

e Builder でプロジェクトを右クリックしてください。
「e Builder/imm file」を選択することで immファイル を作成することができます。

38

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40

これで全てのステップが完了です。

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