CookBook

バージョンアップを認めずパッチのみを許可する module.xml の依存関係の指定方法の書き方

投稿日:

この CookBook では、module.xml の依存関係の書き方について紹介しています。
記事のタイトルにあるように、モジュールを特定のバージョンのパッチまでに依存する方法についてご紹介します。

例えば、jp.co.intra_mart.im_tenant をバージョン 8.0.5(パッチ含む) から 8.0.10(パッチ含む)まで依存させ、8.0.11 以降には依存しないようにするには、module.xml に以下のように記載します。

上記の書き方で、8.0.5 から 8.0.10PATCH-999 までのバージョンに依存します。
弊社から提供するパッチ番号が 999 を超えることはありませんので、上記の書き方で 8.0.10 のすべてのパッチに依存することができます。

下記に具体例を示します。

im_tenant のバージョン 依存可/不可
8.0.4 不可
8.0.4-PATCH_001 不可
8.0.4-PATCH_002 不可
8.0.5
8.0.5-PATCH_001
8.0.6
8.0.10
8.0.10-PATCH_001
8.0.10-PATCH_010
8.0.11 不可
8.0.11-PATCH_001 不可

e Builder で上記の形式の依存関係を追加する際には、下図のように「module.xml」タブのテキストエディタより dependency タグを追加してください。

このように、バージョンアップを含まず特定のバージョンまでのパッチバージョンに依存関係を設定することができます。
是非ご活用ください。

-CookBook

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

AccelStudio 共通定数定義の活用方法

このCookBookでは、共通定数の作成、利用方法、利用するメリットをご紹介します。 共通定数とは共通定数とはIM-BloomMakerやIM-LogicDesignerで共通で利用できる定数です。I …

no image

デバッグサーバ起動時に出力されるコンソールの情報をファイル出力する方法

このCookBookでは、e Builder でデバッグサーバの利用時にコンソールに出力された内容を、別途指定したファイルに出力する方法について紹介しています。 完成イメージ 1. 指定したファイルに …

no image

入力欄を増やすボタンを作成する方法

このCookBookでは、入力欄を増やすボタンを作成する方法について紹介しています。 完成イメージ 完成サンプル 以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。 このサンプルは、2020 Sum …

no image

グリッドテーブルのイメージからワークフローの案件内容を表示するには

このCookbookでは、グリッドテーブルの「イメージ」から申請済みの案件の詳細画面を呼び出す方法を紹介します。 この方法を利用すると別の案件を参照しながら新しく申請を行うことができます。 BISで作 …

ViewCreator と imuiListTable を使った一覧画面の作り方

このCookBookでは、ViewCreator のルーティング定義と imuiListTable を利用した一覧画面を作成する手順をご紹介します。 ViewCreator ではクエリ定義とデータ参照 …