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スプレッドシートにフロー毎の未処理件数を表示するポートレットの作成方法

投稿日:2019-08-02 更新日:

このクックブックでは、スプレッドシートにフロー毎の未処理件数を表示するポートレットの作成方法をご紹介します。
ポートレットは、スプレッドシートとIM-Workflow REST APIを利用して作成します。
スプレッドシートの利用は、下記を参考して設定してください。
[IM-Spreadsheet 利用ガイド] - [セットアップ方法]

今回は以下のIM-Workflow REST APIを利用しています。

メソッド URI 概要
 GET  /api/workflow/flow-groups/active-matter-tasks 案件状態(未処理)のフローグループ / フロー構造情報取得

intra-mart Accel Platform 2020 Summer(8.0.26)のREST APIの公開 に合わせて、上記のAPIを一部修正しています。それに合わせて、本稿のスクリプトについても修正をしました。
REST APIの仕様については、こちらを参照してください。

完成イメージ

  • グループポータル画面

    ポートレットでは特定のフローグループのフロー毎の未処理件数を表示します。
    [Go]ボタンをクリックすると選択したフローで絞り込まれた状態で、案件一覧-未処理-画面に遷移します。

完成サンプル

以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。

レシピ

  1. スプレッドシートを作成します。
  2. 作成したスプレッドシートをポートレットとして利用可能にします。
  3. グループポータルにポートレットを追加します。

1. スプレッドシートを作成します。

シートにテーブルを配置し、テーブル名を「FlowTable」とします。

スクリプトの設定を行います。
手順の詳細は以下のドキュメントを参照してください。
[IM-Spreadsheet 利用ガイド]- [スクリプトを設定する]

スクリプト設定ダイアログを表示し、「ユーザスクリプト」に以下を設定します。
その際、「FLOW_GROUP」にポートレットの表示対象にするフローグループIDを指定します。

「イベントハンドラ」の「ButtonClicked」に以下を設定します。

2. 作成したスプレッドシートをポートレットとして利用可能にします。

非同期ページポートレットとして登録します。
URLには1で作成したスプレッドシートの埋め込み用URL(表示専用)のコンテキストパス以降knowledgeからのURLを設定してください。

ポートレット追加方法の詳細は、以下を参照してください。
[ポータル管理者操作ガイド]- [ポートレットを設定する]

3. グループポータルにポートレットを追加します。

グループポータルに2で作成したポートレットを追加します。
詳細は、以下を参照してください。
[ポータル管理者操作ガイド]- [グループポータル ポートレットを設定する]

最後に

intra-mart Accel Platform 2019 Summer(8.0.23) で追加されたIM-Workflowの各種ポートレットと組み合わせて、 特定のフローグループ専用のポータルを作るなど、様々なポータルを作成することができます。
お客様の用途にあわせて是非ご活用ください。

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