CookBook

WebServer へのリクエスト情報から動的に BaseURL を決定する方法(IIS 編)

投稿日:2021-01-15 更新日:

ここでは、WebServer(IIS)へのリクエスト情報から BaseURL を動的に決定する方法を BaseUrlProvider のサンプル実装、IIS との連携例と共に紹介します。
製品標準の設定では、テナント一つにつき、一つの BaseURL のみが設定可能ですが、BaseUrlProvider インタフェースを実装することで、複数の BaseURL を持たせることができます。
BaseUrlProvider は intra-mart Accel Platform 2014 Summer (Honoka) から導入されたインタフェースです。
したがって、2014 Summer (Honoka) 以降で使用可能です。

WebServer が Apache の場合はこちら

図のようにクライアントから WebServer へアクセスするURLの情報を利用して、WebServer(IIS)で BaseURL を作成します。
さらに、WebServer で作成した BaseURL を HTTP Header に追加して、intra-mart AccelPlatform(Resin)へ渡します。
intra-mart AccelPlatform では、BaseUrlProvider を用いて HTTP Header を確認し、渡された BaseURL を利用します。

注意事項

Internet Information Services (IIS) の設定

URL Rewrite モジュールを利用し、リクエスト情報を元に HTTP Header (x-com-base-url)に BaseURL を設定します。

前提条件

  • 「静的ファイルの配置」がされていること。
  • 設定手順は セットアップガイド-Internet Information Services(IIS) を参照してください。
  • IISの稼働しているサーバへ2つのドメイン名からアクセスできるようにします。(app1.example.com および app2.example.com)
    試験的に名前解決を行う場合はブラウザを利用するマシンの hosts ファイルにドメイン名を記述します。
    実際の運用ではDNSで名前解決できるようにしてください。

    1. Windows の場合は、C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に以下を追加します。
    2. IIS サーバのIPアドレスが 192.168.1.1 の場合

手順

以降の手順では下記の環境を想定しています。

intra-mart AccelPlatform のコンテキストパス imart
IIS のルート ディレクトリ C:\inetpub\wwwroot
静的ファイルの展開フォルダ C:\imart
intra-mart AccelPlatform の IP アドレス 192.168.1.2
intra-mart AccelPlatform のポート番号 8080
IIS の IP アドレス 192.168.1.1
IIS のポート番号 80
  1. web.config を以下のように変更します。
    【変更前】

    【変更後】
  2. 「Default Web Site」、「URL 書き換え」、をダブルクリックします。
  3. 「サーバ変数の表示」をクリックします。
  4. 「追加」をクリックします。
  5. 「サーバー変数名」に「HTTP_X_COM_BASE_URL」を入力し、「OK」をクリックします。
  6. https://www.intra-mart.jp/document/library/iap/public/setup/iap_setup_guide/texts/install/windows/iis_arr.html#oauthcommon-int-win-auth

  7. OAuth認証モジュール、または統合Windows認証モジュールのリダイレクト機能を利用する場合の追加設定」 を実施している場合は web.config を以下のように変更します。
  8. IIS を再起動してください。

BaseUrlProvider の実装

HTTP Header に応じて異なる BaseURL を返却する BaseUrlProvider を実装します。

  1. 以下の内容のファイルを WEB-INF/classes/com/example/HttpHeaderBaseUrlProvider.java として保存します。
    1. HTTP Header「x-com-base-url」の値を BaseURL として利用します。
      「x-com-base-url」が存在しない場合は、後続の BaseUrlProvider に処理を委ねます。
  2. 以下の内容のファイルを WEB-INF/classes/META-INF/services/jp.co.intra_mart.foundation.platform.BaseUrlProvider として保存します。
  3. intra-mart AccelPlatform を起動してください。

動作確認

以下を確認してください。

応用

図のようにクライアントと WebServer の間に Load Balancer がある場合
WebServer で HTTP Header(x-com-base-url)を設定するのではなく、Load Balancer で作成した BaseURL を HTTP Header(x-com-base-url)に設定するようにしてください。
これは、クライアントが最初にアクセスするサーバが Load Balancer となるためです。

-CookBook
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ウォッチ機能のご紹介

このCookBookでは「intra-mart Accel Collaboration」に備わっているウォッチ機能のご紹介です。 各会社様でグループで仕事をする機会が多いと思います。 仕事を行う上で、 …

no image

IM-BIS アクション設定の「条件」の書き方

このCookbookでは、アクション設定の条件式の書き方を説明します。 この方法により入力値に応じてアクション設定の外部連携や入力モード変換などのイベントの実行をコントロールすることができます。 完成 …

no image

スクリプト開発で登録フォームを作成する

このCookBookでは、スクリプト開発で登録フォームを作成する際に役立つ Tips を紹介します。 第1回:スクリプト開発で登録フォームを作成する 第2回:フォームに入力した内容をデータベースに登録 …

no image

e Builder から Payara を起動する方法

この CookBook では、e Builder から Payara を起動する方法について紹介しています。 レシピ External Tools を表示します。 Program を追加します。 Pr …

no image

FormaのスクリプトからAjax処理を呼び出す

このCookBookでは、Formaのスクリプトからサーバサイドロジックを呼び出し、Ajax処理を実現する方法をご紹介します。 IM-LogicDesignerを利用し、サーバサイドロジックとその呼び …