CookBook

IM-BloomMaker スプレッドシートの入力内容を DB に保存する

投稿日:

この CookBook では intra-mart Accel Platform 2020 Winter から利用可能になったスプレッドシートで、セルに入力した値を DB に保存する方法を紹介します。
例として経費精算書画面と、経費精算書画面で登録した内容を参照する画面を作成していきます。

なおスプレッドシートを利用するには Juggling プロジェクトの新規作成時に、IM-Spreadsheet for Accel Platform を選択する必要があります。

完成イメージ

経費精算書画面です。
「Insert row」ボタンで行の追加、「Delete row」ボタンで行の削除ができます。
「Register」ボタンをクリックすると入力した内容が DB に保存されます。
「Amount」と「TotalAmount」には自動で計算結果が入ります。
    Amount:Quantity × UnitPrice
    TotalAmount:各行の Amount の集計

「Reference」タブをクリックすると登録データ参照画面が開きます。
経費精算書画面のテーブル以外の項目で入力した内容が表示されます。

「Details」列のアイコンをクリックすると登録データ詳細モーダルが開きます。
経費精算書画面のテーブルの項目で入力した内容が表示されます。

完成サンプル

DDL を予め実行する必要があります。データベース操作画面から実行してください。
※ 以下は PostgreSQL での SQL です。他データベースをご利用の場合は、別途テーブルを作成する SQL を実行してください。

また、以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。

IM-BloomMaker インポートファイル : cookbook_189892_im_bloommaker-data
以下の定義が含まれています。

種別 ID
コンテンツ im_cookbook_189892
ルーティング im_cookbook_189892

IM-BloomMaker のインポート機能を利用してインポートしてください。
インポート後、インポートしたルーティング定義の認可 URI の設定を行ってください。

IM-LogicDesigner インポートデータ : cookbook_189892_im_logicdesigner-data
以下の定義が含まれています。

種別 ID / ルーティング
ロジックフロー im_cookbook_189892_flow_insert
ロジックフロー im_cookbook_189892_flow_select
ロジックフロー im_cookbook_189892_flow_select_table1
ルーティング im_cookbook/189892_insert
ルーティング im_cookbook/189892_select
ルーティング im_cookbook/189892_select_table1
ユーザ定義 im_cookbook_189892_user_insert
ユーザ定義 im_cookbook_189892_user_insert_table1
ユーザ定義 im_cookbook_189892_user_select
ユーザ定義 im_cookbook_189892_user_select_table1

IM-LogicDesigner のインポート機能を利用してインポートしてください。
インポート後、インポートしたルーティング定義の認可 URI の設定を行ってください。

ローカル環境で表示させる場合は、以下の URL にアクセスしてください。
http://localhost:8080/imart/im_cookbook/189892
なおベース URL である以下の部分は、環境に合わせて適宜変更してください。
http://localhost:8080/imart

レシピ

サンプル画面の作成手順を以下に示します。

  1. アプリケーションのデータを保存するため DDL を実行
  2. IM-LogicDesigner インポートファイルをインポートする
  3. デザイン編集
    1. 変数の定義
    2. 画面の作成
    3. アクションの作成
    4. アクションの設定
    5. 動作確認

1. アプリケーションのデータを保存するため DDL を実行

作成するアプリの永続化先として、データベースに新規テーブルを作成します。

テナント管理者でログインしてください。

グローバルナビから「サイトマップ」に遷移し、「テナント管理」→「データベース操作」をクリックしてください。
ここに、以下の SQL を入力し、実行してください。

※ 以下は PostgreSQL での SQL です。他データベースをご利用の場合は、別途テーブルを作成する SQL を実行してください。

2. IM-LogicDesigner インポートファイルをインポートする

完成サンプルからIM-LogicDesigner インポートファイルをダウンロードし、インポートしてください。

3. デザイン編集

コンテンツ種別「Bulma」のコンテンツを作成し、「デザイン編集」ボタンをクリックしてください。

1. 変数の定義

ここでは以下の変数・定数を作成してきます。

変数 説明
bind スプレッドシート内の各入力項目にバインドします。
responseMainData DB から取得したスプレッドシート内のテーブル以外のデータを格納します。
responseTable1Data DB から取得したスプレッドシート内のテーブルのデータを格納します。
requestMainData DB にスプレッドシート内のデータを登録する際に使用します。
requestTable1Data DB に登録したスプレッドシート内のテーブルのデータを検索する際に使用します。
inputRule 入力エラーをチェックします。
showExpenseReport 経費精算書画面の表示判定に使用します。
showReference 登録データ参照画面の表示判定に使用します。
showErrorMessage 入力エラーメッセージの表示判定に使用します。
errorMessage 入力エラーメッセージを格納します。
定数 説明
URL_SELECT DB へアクセスする際の URL です。登録されているデータの取得に使用します。
URL_SELECT_TABLE1 DB へアクセスする際の URL です。登録されているデータの取得に使用します。
URL_INSERT DB へアクセスする際の URL です。データの登録に使用します。
NOT_ENTERED_NAME_ERROR_MESSAGE 入力エラーメッセージです。名前が未入力の場合に表示されます。
DUPLICATION_ERROR_MESSAGE 入力エラーメッセージです。名前が既に登録済の場合に表示されます。
Sheet1 スプレッドシート内のテーブルへバインドする変数・関数の設定に使用します。
emptyData $variable.bind の初期化・スプレッドシート内のテーブルの行追加に使用します。
  1. 「変数」タブをクリックしてください。

  2. プルダウンの「変数」が選択されていることを確認し、「JSON」アイコンをクリックしてください。

  3. 「JSONエディタ」に以下の JSON を貼り付け、「決定」ボタンをクリックしてください。

  4. $variable.inputRule.name の「編集」アイコンをクリックし、「入力規則」の「必須」にチェックをいれてください。

  5. プルダウンの「定数」を選択し、「JSON」アイコンをクリックしてください。

  6. 「JSONエディタ」に以下の JSON を貼り付け、「決定」ボタンをクリックしてください。

  7. 以下の変数・定数の「編集」アイコンをクリックし、「値の型」を「日付・時刻」に変更してください。
    $variable.responseTable1Data.records.date の「値の型」は「文字列」から変更しないでください。

    • $variable.bind.table1.date
    • $variable.requestMainData.table1.date
    • $constant.emptyData.table1.date

2. 画面の作成

ここでは以下の4つのコンテナページを作成していきます。

  • 画面切り替えタブ
  • 経費精算書画面
  • 登録データ参照画面
  • 登録データ詳細モーダル

「New Page #1」の横にある「+」アイコンをクリックしてコンテナページを計4つ作成してください。

画面切り替えタブ

  1. 「New Page #1」を開いてください。
    このコンテナページでは経費精算書画面と登録データ参照画面を切り替えるタブを作成します。

  2. 「コンテナページ」に「レイアウト(Bulma)」-「ボックス」を配置してください。

  3. 「ボックス」内に「コンポーネント(Bulma)」-「タブ」を配置し、「タブ」内の「タブリスト」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • elementCount:2

  4. 2つの「タブリストアイテム」の「エレメント固有」プロパティをそれぞれ以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    左側の「タブリストアイテム」 active(変数値) $variable.showExpenseReport
    左側の「タブリストアイテム」内の「ラベル」 textContent(固定値) Expense Report
    右側の「タブリストアイテム」 active(変数値) $variable.showReference
    右側の「タブリストアイテム」内の「ラベル」 textContent(固定値) Reference

  5. 「ボックス」内に「パーツ」-「コンテナページ埋め込み」を2つ配置してください。
    「エレメント固有」プロパティを上から順に以下のように設定してください。
    上側の「コンテナページ埋め込み」

    • page(固定値):New Page #2

    下側の「コンテナページ埋め込み」

    • page(固定値):New Page #3

    「共通」プロパティを上から順に以下のように設定してください。
    上側の「コンテナページ埋め込み」

    • 表示/非表示(変数値):$variable.showExpenseReport

    下側の「コンテナページ埋め込み」

    • 表示/非表示(変数値):$variable.showReference

経費精算書画面

  1. 「New Page #2」を開いてください。
    このコンテナページではスプレッドシートを使用した経費精算書画面を作成します。

  2. 「コンテナページ」に「レイアウト(Bulma)」-「ボックス」を配置してください。

  3. 「ボックス」内に「IM-Spreadsheet」-「スプレッドシート」を配置してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • bindCellCount:3
    • bindTableCount:1

    「幅・高さ」プロパティを以下のように設定してください。

    • 横幅:100%

  4. 「スプレッドシート」の上部にある「ワークブックエディタを開く」アイコンをクリックしてください。

  5. ワークブックエディタで以下の画像のような表を作成します。

  6. テーブルの挿入は「挿入」タブの「テーブル」アイコンから行います。

    テーブルは以下のように作成してください。
    テーブル名:table1
    範囲:=$B$6:$F$7

  7. F3 のセルには =SUM(OFFSET(F7,0,0,COUNT(table1[Amount]),1)) を入力してください。

  8. F7 のセルには =D7*E7 を入力してください。

  9. 作成後は「ファイル」タブの「保存」をクリックして保存してください。

  10. 「スプレッドシート」内「セルバインド設定」の
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    1つ目の「セルバインド設定」 sheetName Sheet1
    calAddress C2
    bindVariable $variable.bind.name
    2つ目の「セルバインド設定」 sheetName Sheet1
    calAddress C4
    bindVariable $variable.bind.department
    3つ目の「セルバインド設定」 sheetName Sheet1
    calAddress F3
    bindVariable $variable.bind.totalAmount

  11. 「スプレッドシート」内「テーブルバインド設定」の
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    プロパティ 設定値
    sheetName Sheet1
    tableName table1
    bindVariable $variable.bind.table1
    columnMappingSetting $constant.Sheet1.table1.columnMappingSetting

  12. 「ボックス」内に「レイアウト」-「フレックスコンテナ」を配置してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • elementCount(固定値):2

    「余白」プロパティを以下のように設定してください。

    • 外余白(上)(固定値):10px

  13. 「フレックスコンテナ」内の左右の「フレックスアイテム」にそれぞれ1つずつ「フォーム部品(Bulma)」-「ボタン」を配置してください。
    「テキストスタイル」プロパティを左から順に以下のように設定してください。
    左側の「ボタン」

    • 横揃え(固定値):right

    右側の「ボタン」

    • 横揃え(固定値):left

    「余白」プロパティを左から順に以下のように設定してください。
    左側の「ボタン」

    • 外余白(右)(固定値):5px

    右側の「ボタン」

    • 外余白(左)(固定値):5px
  14. 「ボタン」内の「ボタン要素」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。
    左側の「ボタン要素」

    • textContent(固定値):Insert row
    • color(固定値):info

    右側の「ボタン要素」

    • textContent(固定値):Delete row
    • color(固定値):danger

  15. 「ボックス」内に「フォーム部品(Bulma)」-「フィールド」を配置してください。
    「エレメント固有」プロパティの showHelp にチェックを入れてください。

  16. 「フィールドコンテンツ」内に表示された「フィールドヘルプ」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • textContent(変数値):$variable.errorMessage
    • color(固定値):danger

  17. 再度「フィールド」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • showHelp(変数値):$variable.showErrorMessage

  18. 「フィールドコンテンツ」内に「フォーム部品(Bulma)」-「ボタン」を配置してください。
    「テキストスタイル」プロパティを以下のように設定してください。

    • 横揃え(固定値):center

    「余白」プロパティを以下のように設定してください。

    • 外余白(上)(固定値):10px
  19. 「ボタン」内の「ボタン要素」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • textContent(固定値):Register
    • color(固定値):success

登録データ参照画面

  1. 「New Page #3」を開いてください。
    このコンテナページではスプレッドシートのテーブル以外の入力したデータを参照する画面を作成します。

  2. 「コンテナページ」に「レイアウト(Bulma)」-「ボックス」を配置してください。

  3. 「ボックス」内に「繰り返し(Bulma)」-「テーブルコンテナ(繰り返し)」を配置し、「テーブルコンテナ(繰り返し」内の「テーブル(繰り返し)」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • elementCount:4
    • list:$variable.responseMainData.records
  4. 4つ目の「テーブルセル」を除いた全ての「テーブルヘッダセル」、「テーブルセル」内に「汎用」-「ラベル」を配置してください。

  5. 「テーブルヘッダセル」内の「ラベル」の
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    1つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Name
    2つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Department
    3つ目の「ラベル」 textContent(固定値) TotalAmount
    4つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Details
  6. 「テーブルセル」内の「ラベル」の
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    1つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseMainData.records[$index].name
    2つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseMainData.records[$index].department
    3つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseMainData.records[$index].totalAmount

  7. 4つ目の「テーブルセル」内に「パーツ(Bulma)」-「アイコン」を配置してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • iconClass(固定値):fa fa-eye

登録データ詳細モーダル

  1. 「New Page #4」を開いてください。
    このコンテナページではスプレッドシートのテーブルに入力したデータを参照するモーダルを作成します。

  2. 「コンテナページ」に「レイアウト(Bulma)」-「ボックス」を配置してください。

  3. 「ボックス」内に「繰り返し(Bulma)」-「テーブルコンテナ(繰り返し)」を配置し、「テーブルコンテナ(繰り返し」内の「テーブル(繰り返し)」を選択してください。
    「エレメント固有」プロパティを以下のように設定してください。

    • elementCount:5
    • list:$variable.responseTable1Data.records
  4. 全ての「テーブルヘッダセル」、「テーブルセル」内に「汎用」-「ラベル」を配置してください。

  5. 「テーブルヘッダセル」内の「ラベル」の
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    1つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Date
    2つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Description
    3つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Quantity
    4つ目の「ラベル」 textContent(固定値) UnitPrice
    5つ目の「ラベル」 textContent(固定値) Amount
  6. 「テーブルセル」内の「ラベル」の
    「エレメント固有」プロパティを左から順に以下のように設定してください。

    エレメント プロパティ 設定値
    1つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseTable1Data.records[$index].date
    2つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseTable1Data.records[$index].description
    3つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseTable1Data.records[$index].quantity
    4つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseTable1Data.records[$index].unitPrice
    5つ目の「ラベル」 textContent(固定値) $variable.responseTable1Data.records[$index].amount

3. アクションの作成

ここでは以下のアクションを作成していきます。

アクション 説明
Select DB からスプレッドシートのテーブル以外の登録データを取得します。
Select table1 DB からスプレッドシートのテーブルの登録データを取得します。
Insert スプレッドシートのデータを DB に登録します。
Insert row スプレッドシートのテーブルを一行増やします。
Delete row スプレッドシートのテーブルを一行減らします。
Show expence report 経費精算書画面を開きます。
Show reference 登録データ参照画面を開きます。
Show talbe1 list 登録データ詳細モーダルを開きます。
Check error 入力エラーをチェックします。
  1. 「アクション」タブをクリックしてください。

  2. 「新規作成」アイコンをクリックしてください。
    新しくアクションを作成する際はその都度「新規作成」アイコンをクリックしてください。

Select

DB からスプレッドシートのテーブル以外の登録データを取得します。

  1. 上から順に以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「URL〇にリクエストを送信する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Select
    アクション1:URL〇にリクエストを送信する
        URL:$constant.URL_SELECT
        メソッド:GET
        レスポンスデータ:$variable.responseMainData

Select table1

DB からスプレッドシートのテーブルの登録データを取得します。

  1. 上から順に以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「URL〇にリクエストを送信する」
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」
    「標準」-「URL〇にリクエストを送信する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Select table1
    アクション1:カスタムスクリプトを実行する

    アクション2:URL〇にリクエストを送信する
        URL:$constant.URL_SELECT_TABLE1
        メソッド:GET
        リクエストパラメータ:$variable.requestTable1Data
        レスポンスデータ:$variable.responseTable1Data
    アクション3:カスタムスクリプトを実行する

Insert

スプレッドシートのデータを DB に登録します。

  1. 上から順に以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「アクション〇を実行する」
    「標準」-「ラベル〇へジャンプする」
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」
    「標準」-「URL〇にリクエストを送信する」
    「標準」-「アクション〇を実行する」
    「標準」-「ラベル」

  2. 「標準」-「ラベル〇へジャンプする」へ以下の実行条件を配置してください。
    「標準」-「変数〇が〇のとき」

  3. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Insert
    アクション1:アクション〇を実行する
        アクション:Check error
    アクション2:ラベル〇へジャンプする
        ラベル:End insert(アクション8でラベルを作成してから設定する)
        実行条件:変数〇が〇のとき
            比較元:$variable.showErrorMessage
            比較先(変数値):=true
    アクション3:カスタムスクリプトを実行する

    アクション4:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.requestMainData
        代入元(変数値):$variable.bind
    アクション5:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.bind
        代入元(変数値):$variable.emptyData
    アクション6:URL〇にリクエストを送信する
        URL:$constant.URL_INSERT
        メソッド:POST
        リクエストデータ:$variable.bind
    アクション7:アクション〇を実行する
        アクション:Select
    アクション8:ラベル
        ラベル名:End insert

Insert row

スプレッドシートのテーブルを一行増やします。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Insert row
    アクション:カスタムスクリプトを実行する

Delete row

スプレッドシートのテーブルを一行減らします。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Delete row
    アクション:カスタムスクリプトを実行する

Show expense report

経費精算書画面を開きます。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Show expense report
    アクション1:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.showExpenseReport
        代入元(変数値):=true
    アクション2:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.showReference
        代入元(変数値):=false

Show reference

登録データ参照画面を開きます。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Show reference
    アクション1:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.showExpenseReport
        代入元(変数値):=false
    アクション2:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.showReference
        代入元(変数値):=true

Show tabele1 list

登録データ詳細モーダルを開きます。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「アクション〇を実行する」
    「標準」-「ページ〇をモーダルで開く」

  2. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Show reference
    アクション1:アクション〇を実行する
        アクション:Select
    アクション2:ページ〇をモーダルで開く
        ページ:New Page #4

Check error

入力エラーをチェックします。

  1. 以下のアクションを配置してください。
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」
    「標準」-「変数〇に〇を代入する」
    「標準」-「カスタムスクリプトを実行する」

  2. 一番下の「標準」-「ラベル〇へジャンプする」へ以下の実行条件を配置してください。
    「標準」-「変数〇が入力規則に則していないとき」

  3. 以下のように設定し、「決定」ボタンをクリックしてください。
    アクション名:Check error
    アクション1:カスタムスクリプトを実行する

    アクション2:変数〇に〇を代入する
        代入先:$variable.inputRule.name
        代入元(変数値):$variable.bind.name
    アクション3:カスタムスクリプトを実行する

        実行条件:変数〇が入力規則に則していないとき
            入力チェック対象:$variable.inputRule.name

4. アクションの設定

作成したアクションを各エレメントに設定してください。

コンテナ

エレメント イベントプロパティ アクション
コンテナ ページ読み込み時 Select

New Page #1(画面切り替えタブ)

エレメント イベントプロパティ アクション
タブリストアイテム(左側) クリック時 Show expense report
タブリストアイテム(右側) クリック時 Show reference

New Page #2(経費精算書画面)

エレメント イベントプロパティ アクション
ボタン要素(左側) クリック時 Insert row
ボタン要素(右側) クリック時 Delete row
ボタン要素(下側) クリック時 Insert

New Page #3(登録データ参照画面)

エレメント イベントプロパティ アクション
アイコン クリック時 Show table1 list

5. 動作確認

作成した画面の動作確認を行います。
ツールバーの「プレビュー」アイコンをクリックし、プレビュー画面を開いてください。

作成した画面が以下のように動作することを確認してください。
うまく動作しない場合は、レシピの手順を確認してください。

  • 初期表示で「経費精算書」画面が表示されること。
  • 「Insert row」ボタンをクリックすると、スプレッドシートのテーブルが1行増えること。
  • 「Delete row」ボタンをクリックすると、スプレッドシートのテーブルが1行減ること。(行数が2行以上の時)
  • 「Name」が未入力の状態で「Register」ボタンをクリックすると、エラーメッセージ「Name is not entered.」が表示されること。
  • 既に登録されているデータの「Name」と同じ値を入力して「Register」ボタンをクリックすると、エラーメッセージ「This person is already registered.」が表示されること。
  • 「Name」に未登録の値を入力した状態で「Register」ボタンをクリックすると、エラーメッセージが表示されず入力した内容が消えること。
  • 「Reference」タブをクリックし登録データ参照画面を開くと、経費精算書画面でスプレッドシートのテーブル以外に入力した項目の内容が表示されること。
  • 登録データ参照画面で「Details」のアイコンをクリックするとモーダルが開き、経費精算書画面でスプレッドシートのテーブルに入力した項目の内容が表示されること。

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