デジビBlog

低周波音の測定と可視化

投稿日:2019-07-18 更新日:

初めまして。デジビ林と申します。

最近、他部署から新しい職場(デジビ)に引っ越してきました。

デジビフロアに入室したときに第一印象、何か音がする場所だなと思いました。

先輩達は気にならない様子でした。(鈍感なのかな・・・)
どうやら一部の人(低周波?に敏感な人、繊細な人)にしか聞こえていないようです。。

そこにデジビのリーダが現れステキな言葉をかけて頂きました。
「よし、データで証明してみよう!デジビってそういう部署だよね!」

データ分析は好きだったのでやることにしました。

測定機器

まずはデータを収集するために測定機器を作りました。

耳に聞こえにくい音を測定するには「精密」音量計測器が必要で、
レンタル+分析(可視化)で10万円することを考慮、、
自前でセンサーの感度を確認しながら作ることにしました。

写真は大きく見えますがかなり小型軽量化しています。

証明

そして測定内容を持って先輩達に見て頂きました。

人間がうるさいと感じるのは60dBからと定義されているようですが、やはり超えていました。
先輩達をギャフンと言わせました!

そこにデジビのリーダが現れステキな言葉をかけて頂きました。
「よし、総務に相談してみよう!ビル管も動いてくれるかもしれないね!」

音の原因調査

結果、ビルの管理会社に調査に来ていただけることになりました。

調査は実際に天井裏を開けて行う大規模なものになりました。
原因は空調から居室に流れてくる風量が多すぎることで
振動が発生していたという結論に至りました。

対策として風量を調整して頂けることになりました。
副作用として夏は暑くなるかも?とのことでした。。

そこにデジビのリーダが現れステキな言葉をかけて頂きました。
「よーし、温度と不快指数もデータ化してみよう!」

温度と不快指数

真夏に入る前に完成しました!
おしゃれな可視化画面にして部屋の中央に設置、いつでも監視できるようにしました。

influxDB、Grafana、python (SciPi)による準リアルタイムFFT解析など、
見えないところでいろいろ工夫しています。

IM-LogicDesignerを使ったアラート機能も備えています。

将来的には、安価な冷房機器と連動させてみたいなと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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