WebPlatform/AppFramework Ver7.2(以下,iWP)でMicrosoft Internet Explorer10(以下IE10)をサポートしてほしいというご要望を多数いただいておりますが、IE10は、これまでのIEとは違い、HTML5とCSS3への対応を他のモダンブラウザと同様に積極的にサポートするようになっているため、これまでのIEで動作してたHTMLやCSSが動作しなくなっている部分が多数あります。
弊社で確認しているだけでもiWP自体だけでも数十ヶ所以上あり、弊社のイントラネット・スタートパックなどの多数のアプリケーション製品や皆様で独自開発されたシステムやアプリケーションまでの対応を考えると莫大な対応工数がかかることが予想されます。
また、今週以降にWinodws7向けのIE10の強制アップデートも開始されると予告されておりますので、緊急の対応策として、IE10でアクセスした際に、HTTPのResponseヘッダーに「X-UA-Compatible: IE=EmulateIE9」を設定し、IE10をIE9互換モードで動作させるServlet Filterを公開いたします。
UserAgentDetectedResponseHeaderAddingFilter.zip
※2013/08/19 リクエストヘッダにUser-Agentが含まれていない場合にNPEが発生する不具合を修正 (#22812)
導入方法等、詳細は、添付ファイル内のreadme.txtをご参照ください。
iWP+IM-Workflowで大きな問題なく動作することは確認しておりますが、IE9互換モードの互換精度は、Microsoft社でのIE10の実装に依存されますので、通常のIE9と100%互換されて確実に動作するものではありません。既存システムに導入する際は、ご確認の上、ご導入して頂ますようお願い致します。
なお、本Servlet Filterは、現時点(2013/5/9現在)でβ版としてご提供させていただき、正式版は、次期iWPのパッチにてご提供させていただく予定です。(リリースは6月末を予定)