開発Blog

Microsoft SqlServer で シーケンステーブルを扱う

投稿日:2022-03-07 更新日:

intra-mart Accel Platform では、SqlServerを利用する場合、JDBCの接続プロパティに selectMethod=cursor を設定します。
この接続プロパティを使用すると、問い合わせの結果セットの行が限定された数だけクライアント( intra-mart Accel Platform )のメモリに保持されます。これにより、大量のデータを保持することがないため、メモリの枯渇などを防止する効果があります。
intra-mart Accel Platform では、 この設定を必ず使用してください。

ただし、この設定により、以下の弊害が発生します。

一般的には、Microsoft SqlServerでシーケンステーブルを利用する場合、以下のSQL文を使用します。

SELECT NEXT VALUE FOR Seq1

TenantDatabase の API や IM-LogicDesigner の SQL定義を利用して、このSQL文を実行すると2回インクリメントされた値が取得されます。
これは、JDBC のメソッドを直接利用した場合でも同様です。

これを回避する方法として、以下のSQL文を利用することで、1回インクリメントされた値が取得できることを確認しています。

シーケンステーブル名がSeq1の場合

SELECT NEXT VALUE FOR Seq1 AS seq_no FROM sys.sequences WHERE name = 'Seq1

FROM句とWHERE句を記述することで、必ず1レコードのみが取得されるようにします。
これで、レコード取得時に1度だけ採番されます。

上記のSQL文は、調査した結果の一例です。

実際に使用される場合は、検証を行い、期待通りの結果となること確認してから、ご利用をお願いします。

-開発Blog

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ISPの小技

今回は、ISPのスケジュール機能の小技に関して紹介します。 以外に知られていない機能で、Ver7.0、7.1で、スケジュールのコピー機能があります。 マウス操作だけでスケジュールのコピーができますので …

no image

ワークフロー案件退避ツール

こんにちは、開発本部の大西です。 最近、ワークフローモジュールを利用しているユーザ様で、ワークフローの未処理案件一覧や起票済案件一覧の表示が遅くなったというご意見を多数を伺っております。 現行のワーク …

no image

IM-Jugglingの更新チェックを抑制する方法

はじめに このBlogでは、インターネットに接続できない環境でIM-Jugglingを利用する場合などでIM-Jugglingの起動時に行われる更新チェックを抑制する方法について説明します。 利用にあ …

no image

最近のトラブル事例から - Oracle11でDATE型が正しく表示できない –

毎年、4月になると、年度末で開発を終えたシステムが運用を開始して、さまざまなお問い合わせがくる季節で、今年も、例年と同じく、さまざまなご相談を弊社サポートサイトを中心に対応させていただきました。そこで …

no image

intra-mart Advent Calendar 2013 第4日:ViewCreatorの表が色とりどりになってますよ!

この記事は、intra-mart Advent Calendar 2013 第4日の記事です。 昨日の記事で、ViewCreatorで、計算式を使って、データの値をいろいろと加工できることをご紹介しま …