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複数BaseURLからそれぞれテナントを解決する方法

投稿日:2022-09-26 更新日:

ここでは、複数のBaseURLを持つシステムにおいて、BaseURL単位でテナントを解決する方法について説明します。

まず、複数のBaseURLを持つシステムの作成方法として、以下のいずれかを実装していること前提とします。

上記、CookBookを実装している場合、HTTP Header(x-com-base-url)には BaseURLが常に設定されます。

この x-com-base-url を用いたテナント解決の実装を行います。
なお、テナント解決の仕様については以下のリンクを参照してください。
https://document.intra-mart.jp/library/iap/public/setup/iap_setup_guide/texts/appendix/tenant_resolution/index.html

1.テナント解決用クラスを作成します。

このクラスは、プラグイン設定ファイル(後述)の BaseURL と TenantID を紐付けたパラメータを読み込みます。
また、すべての「テナントの環境情報」のベースURL 設定も読み込みます。

「テナントの環境情報」のベースURL
https://document.intra-mart.jp/library/iap/public/setup/iap_setup_guide/texts/tenant/setup_to_tenant_env.html


BaseURL からテナントを解決する優先順位は以下の通りです。
1、 テナント設定画面の BaseURL 設定
2、 プラグイン設定ファイル のパラメータ

【注意事項】
各設定を読み込むのは、このクラスが初期化されたタイミングとなるため、 各テナント設定画面の BaseURL を設定および変更した場合は、アプリケーションサーバの再起動が行われるまで反映されません。
また、分散環境の場合、全てのアプリケーションサーバの再起動が必要です。

com/example/HttpHeaderTenantIdResolver.java

2 .プラグイン設定ファイルの作成します。

WEB-INF/plugin/com.example.http.header.tenant.resolver_1.0.0/plugin.xml を作成します。


<param-name> には BaseURL、<param-value> には紐付けたい TenantID を記述します。


なお、この設定の値は、各テナントの設定画面のBaseURLに記述がない場合のみ使われます。

plugin.xml

これらの実装を行うことで、アクセスするBaseURL毎にテナントを解決することが可能です。

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