開発Blog

intra-mart Advent Calendar 2013 第17日:Warファイル作成時の実行環境の違いについて

投稿日:

この記事は、intra-mart Advent Calendar 2013 第17日の記事です。

IM-JugglingでWarファイルを作成する際、以下の画面で、実行環境という項目があり、選択するようになっています。

この実行環境の選択によって、Accel Platform全体の動作が変わるようになっています。

マニュアル上は、以下のように記載しています。

  • 単体テスト環境
    単体テスト環境を表します。
    JUnitなどを利用する場合を想定しています。
    パフォーマンスに関しては考慮しません。
     
  • 結合テスト環境
    結合テスト環境を表します。
    IDEを使用したテスト環境などを想定しています。
    一般的に最も利用される環境を想定しています。
    必要最低限の動作環境です。
     
  • 統合テスト環境
    統合テスト環境を表します。
    本来の実行環境 (APサーバ) を使用した統合テスト環境を想定しています。
    カットオーバー直後等でもこの環境を利用することを想定しています。
     
  • 運用環境
    運用環境を表します。
    パフォーマンスを考慮した動作環境です。

さらに詳細な違いは以下のものになります、(クリックすると大きな画像が表示されます。)

execution_environment.png

ちなみに、この実行環境の設定情報は、WEB-INF/classes/im_env.txtに

  • 単体テスト環境:ut
  • 結合テスト環境:si
  • 総合テスト環境:pt
  • 運用環境:product

という文字列で定義されています、あまり推奨できませんが、デプロイ後、動きを一時的に変更したい場合は、このファイルを任意の文字列に変更して、再起動することでWarファイル作成時と違う実行環境で動作させることができます。

以上のように、デバッグ情報の出力処理やキャッシュなどで生成される情報が違い、レスポンス面やエラー画面の表示などで大きな違いが出てきますので、本番の商用環境や運用環境では、かならず、実行環境は、「運用環境」を選択してWarファイルを作成することを強く推奨します。

 

-開発Blog

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

DB周り便利ツール

こんにちは。 そろばん3級、IM10級、現在、NTTデータビズインテグラルにて修行中の斎藤です。 IMのスキルが低いので、IMではなくオープンソースの便利ツールを紹介します。 「DBFlute」という …

no image

社員が運営するタイ料理ランチケータリングサービス

こんにちは。エンタープライズソリューション本部の久木田(通称くっきー)と申します。 この会社のタイ料理店の店長をしています。 最近、矢野さんのトイレの空き状況の見える化システムや高松さんの社員が運営す …

no image

intra-martのLDAP接続機能について

※下記内容は、過去のintra-mart(Ver4.3以前)に関する内容です。最新のintra-martでは、異なる情報であることがありますので、ご注意ください。 intra-martはver2.1よ …

no image

セッション管理モジュールのご紹介

この記事では、2017 Springでリリースされたセッション管理モジュールをご紹介させていただきます。 また、2014 Spring から 2016 Winterまでのバージョンでセッション管理モジ …

no image

多言語対応について

最近、日英中以外の言語を増やしたいというお問い合わせを受けることが多くなってきましたので、その方法等をまとめさせて頂きます。 intra-martにおける多言語対応とは? intra-mart Ver …