このCookbookでは、外部連携の後処理で任意のエラーメッセージを表示する方法を紹介します。
この方法を活用することにより、外部連携の後処理ででエラーが発生した場合、利用者に内容を通知することができます。
完成イメージ
サンプルでは、現在申請中の案件数を確認し、3件以上同時に申請が実行されないようにする後処理を作成しています。
完成サンプル
以下はBIS定義、ロジックフロー定義のサンプルです。
ダウンロードして各インポート機能からご利用ください。
- BIS一括エクスポート情報
- インポート手順の詳細は以下のドキュメントをご覧ください。
[IM-BIS システム管理者 操作ガイド] - [一括インポート・エクスポートを行う] - ロジックフロー定義
- インポート手順の詳細は以下のドキュメントをご覧ください。
[IM-LogicDesigner仕様書] - [インポート・エクスポート]
サンプルに含まれる定義情報は以下の表の通りです。
種類 | 定義名 | 補足説明 |
---|---|---|
BIS定義 | im_cookbook_123285 | 関連するFormaアプリケーション定義やIM-Workflowのフロー定義情報も含まれます。 |
データソース定義 | im_cookbook_123285 | - |
ロジックデザイナー フロー定義 | im_cookbook_123285 | BIS後処理用 |
ロジックデザイナー ユーザ定義 | im_cookbook_123285_outputlog | フロー定義内で利用するログ出力 |
ロジックデザイナー ユーザ定義 | im_cookbook_123285_query | フロー定義内で利用するsql |
上記のサンプルの利用条件は以下の通りです。
- IM-BIS 2017 Spring(8.0.13)以降のバージョンであること
- サンプルデータのインポートが行われていること
サンプルは、IM-BIS 2017 Spring(8.0.13)で動作確認を行っています。
レシピ
- BISワークフローを作成する。
- ロジックフローを作成する。
- データソース定義を作成する。
- BISワークフローの申請ノードで後処理を設定する。
- 作成したBISワークフローにて、「apply」ボタンをクリックする。
設定項目の詳細は、添付のサンプルを参照してください。
1. BISワークフローを作成する。
BISワークフローを作成します。
2. ロジックフローを作成する。
ロジックフローを作成します。
(1) 外部連携にてマッピングせずに連携できるシステムパラメータを入力とします。
(2) 出力としては、後処理のレスポンスに設定できるメッセージのデータ構造を設定します。
外部連携のレスポンスに設定できるメッセージについては、[暗黙的に連携するレスポンスパラメータの仕様]を、外部連携のリクエストに設定できるシステムパラメータについては、[暗黙的に連携するリクエストパラメータの仕様]を参照してください。
(3) imw_t_actv_matterテーブルをフローIDで検索し、処理中の案件数を取得します。
(4) EL式を利用して、チェックを実施します。
(5) チェックで正常と判定された場合、imfrErrorflagにfalseを設定します。
(6) チェックで正常と判定された場合、imfrErrorflagにtrueを設定し、エラーメッセージを出力値にマッピングします。
3. データソース定義を作成する。
2.で作成したロジックフローに対するデータソース定義を作成します。
4. BISワークフローの申請ノードで後処理を設定する。
BISワークフローの申請ノードに対し、外部連携の後処理で、3.で作成したデータソース定義を設定します。
5. 作成したBISワークフローにて、「apply」ボタンをクリックする。
処理中の案件が3件以上あった場合、エラーメッセージが表示されます。