この記事は、EWS 2017で行われたLogicDesignerの講演内容に関する記事です。
こちらの例では、LogicDesignerと音声認識(Web Speech API)の仕組みを利用して、音声によるスケジュールの登録を実現します。
この記事では、ロジックフロー部分のみを掲載しておりますが、音声認識(Web Speech API)やGoogle Homeなどの音声入力に対応したデバイスから入力し、音声を文字列に変換した上でLogicDesignerに連携すると、スケジュール登録を試すことができます。
ルーティング定義でロジックフローをREST API化することで、音声認識やLineとの連携も気軽に試すことが可能です。
前提条件
このサンプルの利用には以下の前提条件があります。
- IM-LogicDesigner 2017 Summer以降のバージョンであること
- サンプルデータのインポートが行われていること
- 対象の環境に以下の製品・機能が導入済みであること
- intra-mart Accel Collaboration
サンプル
以下のサンプルをダウンロードしてご利用ください。
- ロジックフロー定義 / 関連する定義 : [im_logicdesigner-ews_2017_6.zip]
- LogicDesignerのインポート機能からインポートしてください。サンプルのユーザ定義、ルーティング定義、ロジックフローが登録されます。
- 手順の詳細は以下のドキュメントをご覧ください。
[IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド] - [インポートを行う]
サンプルに含まれる定義情報は以下の表のとおりです。
種類 | 定義名 | 補足説明 |
---|---|---|
ユーザ定義(テンプレート) | スケジュール登録確認テンプレート | ロジックフローの正常終了後にメッセージを表示するためのユーザ定義です。 |
ルーティング定義 | schedule/register-newly-from-message | ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」を実行するルーティング定義です。 |
ロジックフロー | メッセージでスケジュール登録 | 音声認識(Web Speech API)の入力結果からスケジュール登録処理を行うためのロジックフローです。 |
サンプルは、intra-mart Accel Platform(Advanced) 2017 Summer(8.0.17)で動作確認を行っています。
実行時の事前準備
- ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」の定数で以下の項目を設定してください。
* 「EVENT_BASE_URL」、「SCHEDULE_BASE_URL」のURLのコンテキストパス( http://127.0.0.1:8080/imart/
の部分)
実行方法
- ロジックフロー「メッセージでスケジュール登録」をデバッグで実行します。
入力値のmessage
に「明日の13時から14時までグループ会議」を入力して実行してください。 - 正常に処理終了後、青柳辰巳のスケジュールを確認すると、ロジックフロー実行日の翌日日付に予定が登録されていることが確認できます。