このCookBookでは、BloomMakerで、動的承認ノードを利用したWorkflowのコンテンツを作成する方法を紹介します。
本稿では、BloomMakerとLogicDesignerでWorkflowコンテンツを作成する のサンプルに対し、以下の部分を変更しています。
- 承認ノードを動的承認ノードに変更
- 動的承認ノードに設定する処理対象者を選択するセレクトボックスを申請ノードに配置
変更点以外のレシピについては、BloomMakerとLogicDesignerでWorkflowコンテンツを作成する を参照してください。
2020 Winter(8.0.27)より、一覧表示パターンで「コピー新規」アイコンが利用できるようになりました。
それに伴い、LogicDesignerフロー定義:GetPurchaseData にコピー新規用ロジックを追加しています。
また、コピー新規用ロジックで使用する「参照権限判定」は2022 Spring(8.0.31)より追加された新たな判定範囲を利用しています。
完成イメージ
テナント環境セットアップのサンプルインポートで登録される、スクリプト開発/JavaEE開発で作成されたサンプル相当のフローをBloomMakerとLogicDesignerで作成しています。
申請画面で選択した組織が、動的承認ノードの処理対象者となります。
完成サンプル
以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。
IM-BloomMakerインポートファイル : im_bloommaker-im_cookbook_171372
IM-BloomMaker のインポート画面からインポートしてください。
なお、インポート後にはIM-BloomMaker ルーティング定義の認可設定が必要ですのでご注意ください。
IM-LogicDesignerインポートファイル : im_logicdesigner-data
IM-LogicDesigner のインポート画面からインポートしてください。
IM-Workflowインポートファイル : im_workflow-im_cookbook_171372
IM-Workflowのインポート画面からインポートしてください。
サンプルに含まれる定義情報は以下の表の通りです。
種類 | 定義名 | 補足説明 |
---|---|---|
BloomMakerコンテンツ | im_cookbook_171372 | メインとなるWorkflowの処理画面 |
BloomMakerルーティング定義 | im_cookbook_route_171372 | 上記BloomMakerコンテンツに対するルーティング定義 |
LogicDesignerフロー定義 | ActionProcessPurchaseData | Workflowアクション処理で利用。ユーザデータの登録/更新する。 |
LogicDesignerフロー定義 | ActvMatterDeleteListenerPurchaseData | Workflow未完了案件削除処理で利用。ユーザデータの削除する。 |
LogicDesignerフロー定義 | CplMatterDeleteListenerPurchaseData | Workflow完了案件削除処理で利用。ユーザデータの削除する。 |
LogicDesignerフロー定義 | GetPurchaseData | BloomMaker前処理で利用。ユーザデータを取得する。 |
LogicDesignerフロー定義 | GetUserName | BloomMaker前処理で利用。userCdからユーザ名を取得する。 |
LogicDesignerユーザ定義 | DeletePurchaseData | LogicDesignerフロー定義で利用する |
LogicDesignerユーザ定義 | GetMatterNumber | LogicDesignerフロー定義するスクリプト |
LogicDesignerユーザ定義 | GetPurchaseData | LogicDesignerフロー定義するSQL |
LogicDesignerユーザ定義 | InsertPurchaseData | LogicDesignerフロー定義するSQL |
LogicDesignerユーザ定義 | UpdatePurchaseData | LogicDesignerフロー定義するSQL |
LogicDesignerユーザ定義 | validatePurchaseData | LogicDesignerフロー定義するスクリプト |
Workflowコンテンツ定義 | im_cookbook_171372 | BloomMakerコンテンツ、LogicDesignerフロー定義を設定 |
Workflowルート定義 | im_cookbook_171372 | |
Workflowフロー定義 | im_cookbook_171372 |
サンプルは以下の環境で動作を確認できます。
- intra-mart Accel Platform(Advanced) 2019 Winter(8.0.24)以降のバージョンであること
- テナント環境セットアップで、サンプルデータがインポート済みであること
レシピ
- 処理対象者を選択する「Pull-down」を配置します
- 「Pull-down」の選択値からdynamicNodeConfigsを設定します。
- dynamicNodeConfigsを「Apply matter」アクションの「Dynamic approval node setting」に設定します。
設定項目の詳細は、添付のサンプルを参照してください。
1. 処理対象者を選択する「Pull-down」を配置します
処理対象者を選択する「Pull-down」を「Apply」画面に配置します。
サンプルでは、処理対象者として組織を選択できるようにします。
2. 「Pull-down」の選択値からdynamicNodeConfigsを設定します。
「Apply」画面で選択した値から、動的承認ノードの処理者を設定します。
設定する処理対象者のパラメータについては、以下を参照してください。
3. dynamicNodeConfigsを「Apply matter」アクションの「Dynamic approval node setting」に設定します。
「Apply matter」アクションにdynamicNodeConfigsを設定します。
「Apply matter」アクションの「Dynamic approval node setting」の構造については、以下を参照してください。