CookBook

IM-BloomMaker 日付入力の preserveTime プロパティを利用して時刻入力に同一の変数を指定する方法

投稿日:

このCookBookでは、2020 Winter でリリースした「日付入力」エレメントと、2022 Winterでリリースした「時刻入力」エレメントを同一の変数に対して利用する方法を説明します。

「日付入力」エレメントの preserveTime プロパティを有効にすることで、日付を入力した時に変数の時刻情報が保持されます。

完成イメージ

「日付入力」エレメント、「時刻入力」エレメント、それぞれから入力したデータを同一の変数に反映させます。

レシピ

  1. 変数を作成する
  2. エレメントを配置する
  3. エレメントのプロパティを設定する

1. 変数を作成する

IM-BloomMakerのデザイン編集画面を開きます。

日付・時刻型の変数を作成し、任意の値を設定してください。

2. エレメントを配置する

パレットから以下のエレメントを配置します。

  • フォーム部品(Bulma) - フィールド
  • フォーム部品(Bulma) - テキスト表示
  • フォーム部品(Bulma) - フィールド
  • フォーム部品(Bulma) - 日付入力
  • フォーム部品(Bulma) - 時刻入力

今回は、変数 $variable.date に格納される値をわかりやすくするために、「テキスト表示」エレメントを配置しています。
また、見た目を整えるために、「日付入力」エレメント、「時刻入力」エレメントが配置された「フィールド」エレメントの addon プロパティを addons に設定しています。

3. エレメントのプロパティを設定する

  • 「テキスト表示」エレメントのプロパティを以下のように設定します。
    • value プロパティ:$variable.date
    • size プロパティ:medium(見やすくするためにサイズを大きくしています。)
  • 「時刻入力」エレメントのプロパティを以下のように設定します。
    • value プロパティ:$variable.date
  • 「日付入力」エレメントのプロパティを以下のように設定します。
    • value プロパティ:$variable.date
    • preserveTime プロパティ:true

「日付入力」エレメントの preserveTime プロパティは、日付入力時に時刻を保持するかどうかを指定するプロパティです。
preserveTime プロパティを有効にすることで、「日付入力」エレメントと「時刻入力」エレメントに入力した値がそれぞれ $variable.date へ保持されます。


preserveTime プロパティが無効になっていると、以下のように日付入力時に、$variable.date の時刻部分に「ログインユーザのタイムゾーンにおける 00:00:00」が格納されます。

※preserveTime プロパティが無効な場合の動作

「日付入力」エレメントと「時刻入力」エレメントに同一の変数を指定する場合はご注意ください。

動作確認

プレビュー画面を開きます。
「日付入力」エレメント、「時刻入力」エレメント、それぞれから入力したデータが変数に反映されることが確認できます。

おまけ

「時刻入力」エレメントの showSeconds プロパティを有効にすると、以下のように「時・分・秒」まで表示、入力できるようになります。

「秒」の値も利用したい方は、こちらのプロパティもご利用ください。

-CookBook
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

申請時の注意事項を添付ファイルとして配置する方法

このCookBookでは、申請時の注意事項を記載したファイルを、申請画面の添付ファイルとして配置する方法について紹介しています。 FormaDesignerの前処理プログラムで任意の添付ファイルを設定 …

no image

IM-BloomMaker ページネーションの利用方法

この CookBook では、2020 summer でリリースした コンテンツ種別「Bulma」 の 「ページネーション」エレメントについて紹介しています。 「ページネーション」エレメントとは、表示 …

no image

複数BaseURLからそれぞれテナントを解決する方法

ここでは、複数のBaseURLを持つシステムにおいて、BaseURL単位でテナントを解決する方法について説明します。 まず、複数のBaseURLを持つシステムの作成方法として、以下のいずれかを実装して …

no image

IM-FormaDesignerで複数のセレクトボックスを連動させて利用する方法

このCookbookでは、セレクトボックスの選択結果によって、他のセレクトボックスの選択肢を絞り込む方法を説明します。 この方法は、IM-FormaDesignerのみ導入環境での方法です。 IM-B …

SQLビルダを利用したクエリ作成例

この CookBook では、 intra-mart Accel Platform 2020 Spring から利用可能になった、ViewCreator の「SQLビルダ」機能を活用し、既存のクエリ編 …