こんにちは。 デジタルビジネス推進室(デジビ)の関根です。
今話題のプロセスマイニングについて、
intra-martのログから簡易的にプロセスマイニングを行う手法を
紹介いたします。
プロセスマイニングとは??
プロセスマイニングとは
ユーザの行動ログから、業務の実態を数値やグラフで可視化、分析し
業務の効率化を図る手法のことです。
将来的には、
・IM-BPMへ連携することにより、業務プロセスをロボット(AI、RPA)に実行させる。
・次は何を行うべきかのサジェストをさせる(プロセス推定)
など、プロセスの自動化へと繋げるためのスタート地点となると考えております。
本記事でのゴール
今回はtransitionログを使用して、
intra-martのユーザのアクセスログを可視化したいと思います。
※transitionログは画面遷移ログなので、
プロセスマイニングの定義からすると大幅に足りていない結果となりますが、
プロセスマイニングの取っ掛かりとして考えて頂ければと思います。
intra-martのログを使ったプロセスマイニング
ログを整形
まずは、デジビブログではお馴染みになりつつあるKNIMEで
intra-martのログを整形します。
transitionログを指定、実行で整形済みのCSVが出力されます。
・intra-mart BIORAブース – サーモセンサーとAI音声チャット
・KNIMEを使ったintra-martのログ分析 – 1 –
・KNIMEを使ったintra-martのログ分析 – 2 –
CSVをツールへの取り込む
今回はDiscoというプロセスマイニングツールを使用します。
KNIMEで作成したCSVをDiscoに取り込みます。
取り込む際、以下のように設定していきます。
Activity:画面名
Resource:ユーザコード
Timestamp:ログ出力時間
Discoで可視化
trantisionログを使用することで、画面遷移図のようなフローが出てきます。
このままですと、全アクティビティが表示されますので、
ノイズリダクションという技術を用いて主要プロセスだけの抽出します。
主要な機能として、IMBOX、スケジュール、IMメールが見えてきました!
また、Discoではプロセスの動きをアニメーションで見ることができます。
すごい勢いでIMBOXが利用されていますね…!
※弊社の社内システムのログを一部取り込んだ結果になります。
まとめ
今回はtransitionログを使用することで
どの時間帯にどの画面に対してアクセスが集中しているかを確認することができました。
例えば、性能試験を行う際の画面毎の負荷をどのようにかけていくかのヒントとして使えそうですね。
しかし、これだけですと画面遷移だけですので、「プロセスマイニング」としては大きな結果を得ることは難しいです。
intra-mart以外のログとの組み合わせや、トランザクションデータと組み合わせ、
業務毎にフィルタリングを行う等によって、
業務のプロセス化およびユーザの行動を分析することが可能となってくると考えております。
次回の予告
次回は、IM-WorkflowやIM-BPMのトランザクションデータを
Discoに取り込んで可視化する手法を記事にしたいと思います。
[…] intra-martのログを使用したプロセスマイニング […]
[…] 前回はintra-martのログを使用したプロセスマイニングを行うことで どの時間帯、どの画面に対してアクセスが集中しているか(画面遷移)を確認することができました。 […]