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IM-BloomMaker 複数のプルダウンを連携させる方法

投稿日:2022-06-01 更新日:

この CookBook では、IM-BloomMaker を使用して、複数のプルダウンを連携させる方法を紹介します。
例として都道府県を選択後に、その中に含まれる市区町村がプルダウンから選べるようにします。

完成イメージ

サンプル

以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。
このサンプルは、2021 Winter 版以降でインポートできます。

ローカル環境で表示させる場合は、以下のURLにアクセスしてください。
あらかじめ、IM-BloomMaker のルーティング定義で、認可を設定してください。
http://localhost:8080/imart/im_cookbook/209264
なおベースURLである以下の部分は、環境に合わせて適宜変更してください。
http://localhost:8080/imart

レシピ

  1. プルダウンを配置する
  2. アクションを設定する
  3. 動作確認

プルダウンを配置する

最初に「フォーム部品(Bulma)」-「水平フィールド」を配置し、 「フォーム 部品 (Bulma)」-「プルダウン」を 「水平フィールド」に配置します。

同様にもう1セット配置します。

「水平フィールドラベル」を PrefecturesCity に変更します。

次に、変数を用意します。

変数の JSON エディタに以下の定義を貼り付けて保存します。
cityLabels、cityValues、prefectureLabels 、prefectureValues がマップ型になっている場合は、文字列型に変更してください。

続いてタブを定数に切り替え、定数の JSON エディタに以下の定義を貼り付けて保存します。

それぞれの変数と定数の役割は以下で。

変数

  • $variable.data.cityLabels
  • $variable.data.cityValues
    • 市区町村のプルダウン labels と values
  • $variable.data.prefectureLabels
  • $variable.data.prefectureValues
    • 都道府県のプルダウンの labels と values
  • selectedArea
    • 都道府県のプルダウンの value
  • $variable.data.cityList
    • 都道府県選択後のアクションで検索した市区町村のリスト

定数

  • $constant.data.prefectuList
    • 都道府県のリスト
  • $constant.citySearch
    • 市区町村を検索する API

次にエレメントのプロパティに変数を設定します。
Prefectures のプルダウンのプロパティを以下のように設定します。

続けて City のプルダウンのプロパティを以下のように設定します。

アクションを設定する

初期表示時と都道府県を選択した時のアクションを作成します。

初期表示時のアクション

アクションタブからアクションを新規作成し、「カスタムスクリプトを実行する」を配置します。
アクション名を initial にし、カスタムスクリプトを以下のようにします。

都道府県を選択した時のアクション

続いて都道府県を選択した時のアクションを作成します。
アクションタブからアクションを新規作成し、名前を select area にします。
「URL〇にリクエストを送信する」を配置し、以下のように設定します。

URL〇にリクエストを送信する$constant.citySearch
リクエストパラメータ="area=" + $variable.selectedArea
レスポンスデータ$variable.data.cityList

「URL〇にリクエストを送信する 」に設定した URL は国土交通省で提供されている都道府県内市区町村一覧取得APIを利用しています。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/api.html#todofukenlist
リクエストパラメータに Prefectures のプルダウンで選択した value が設定されます。

次に「カスタムスクリプトを実行する」を 「URL〇にリクエストを送信する」 の下に配置します。
カスタムスクリプトは以下のように設定します。

最後に作成したアクションを設定します。

コンテナを選択してページ読み込み時のアクションに initial を設定します。

Prefectures のプルダウンの入力変更時のイベントに select area を設定します。

デザイナを保存します。
以上で設定は完了です。

動作確認

プレビューを開き、動作確認を行います。
以下の動作を確認できます。

  • 都道府県を選択して、市区町村のプルダウンが選択できること

補足

サンプルでは Prefectures のプルダウンを選択していない場合は、City のプルダウンを選択できないようにプルダウンの disabled を制御しています。

なお、本記事の内容をベースに、以下の開発動画を公開しています。
記事と合わせてご確認ください。

【intra-mart】複数のプルダウンを連携させる【ローコード開発】

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