IM-Workflowで申請者や承認者以外で、案件を参照する方法をご紹介いたします。
申請者や承認者以外で、案件を参照する方法は、下記の2つの方法があります。
設定方法や参照するための仕様が異なるため、利用用途に適した方を利用してください。
フロー定義で参照者を設定する
フロー定義で参照者を設定する方法は、こちらを参照してください。
案件の申請時点で参照権限を持つユーザに、参照させたい場合に利用します。
特徴
- 案件単位で参照権限を設定します。参照権限情報をトランザクションデータとして保持しています。そのため、後からフロー定義に参照者を追加しても反映されません。これは各ノードに設定した処理対象者と同様に、あくまで申請時点で、参照可能なユーザを設定しています。
- 参照権限は、申請時に設定します。フロー定義に指定された参照対象者を、申請基準日(or システム日)で展開します。
- 案件は、案件一覧画面「参照(未完了案件)」「参照(完了案件)」の参照範囲:個別設定案件に表示されます。
- 現在日付の処理対象者プラグインの状態で参照させたい場合、参照者再展開ジョブを利用してください。(ただし、参照者の再展開は案件数によっては処理時間がかかります。頻繁に再展開を必要とする場合、下記の管理グループで参照者を設定することを推奨します。)
管理グループで参照者を設定する
管理グループで参照者を設定する方法は、こちらを参照してください。
単純に最新のIM-共通マスタの状態で、任意のフローの案件をすべて参照したい場合に利用します。
特徴
- フロー単位で参照権限を設定します。管理グループを設定した時点でそのフローに対する全案件が参照可能となります。
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管理グループのアクセス権限として設定された組織やユーザ情報は、案件のトランザクションに展開せず、システム日時点で有効な組織やユーザ情報を元に権限判定します。したがって、IM-共通マスタの最新の状態が参照権限として利用されます。ただし、権限として「申請者の上位下位」等の動的な設定はサポートしていません。
- 案件は、案件一覧画面「参照(未完了案件)」「参照(完了案件)」の参照範囲:管理対象案件に表示されます。