開発Blog

log4jdbcを使ったSQL(JDBC)のトレース

投稿日:2011-08-31 更新日:

こんにちは、開発本部の榎本です。

開発中にデータベースに対してどのようなクエリが流れているのか確認してみたいことありませんか?

以前、山寺さんが紹介していたResinのログで取得するなど、いろいろな方法があるのですが、今回は、log4jdbc(http://code.google.com/p/log4jdbc/)を利用したトレース方法を紹介します。
今回は例としてWebPlatform上での設定を紹介します。

設定手順

  1. http://code.google.com/p/log4jdbc/downloads/listよりlog4jdbc4-*.jarをダウンロードします。

  2. %WebPlatform%/lib配下にダウンロードしたjarファイルを配置します。

  3. %WebPlatform%/conf/http.xmlを編集します。

これまでデータベース(データソース)の設定項目に、データベース固有のJDBCドライバが設定されますが(type)その部分を"net.sf.log4jdbc.DriverSpy"に差し替えます。
また、urlに含まれるjdbc:...の部分をjdbc:log4jdbc:...に変更します。

変更前:

変更後:

typeの部分を変更しています。
それ以外の項目は環境に合わせて設定してください。

  1. %WebPlatform%/conf/log配下にim_logger_log4jdbc.xmlファイルを作成し、以下の内容を設定します。

の部分をに変更することによりログの制御を切り替えることが出来ます。

  1. WebPlatformを起動してください、SQL(JDBC)に関するログがコンソールに出力されるようになったはずです。

クエリの内容と実行時間が確認できたかと思います。

im_logger_log4jdbc.xmlの設定を変更することにより、ResultSetやConnectionに対する操作ログ等も確認が可能となります。
開発時や障害解析の時などに使えると思いますので、機会があれば試してみてください。

-開発Blog
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

最近のトラブル事例から - Oracle11でDATE型が正しく表示できない –

毎年、4月になると、年度末で開発を終えたシステムが運用を開始して、さまざまなお問い合わせがくる季節で、今年も、例年と同じく、さまざまなご相談を弊社サポートサイトを中心に対応させていただきました。そこで …

no image

[トラブル事例] バッチプログラムが実行開始から6時間後に異常終了する。

  バッチプログラムが実行開始から6時間後に異常終了する。 -エラーメッセージ- java.sql.SQLException: can't create statement fro …

no image

e Builder Application ProducerでDB設計♪

こんにちは、開発本部の江本です。 私は現在、e Builder Application Producer の開発をやってます。 e Builder の便利な機能やTips、今後の機能強化などについてブ …

no image

ロードバランス環境の構築方法

Webサーバと intra-mart Accel Platform 間でロードバランスを行いながら連携を行う設定例を紹介します。 以下の手順を参考として、各種要件・ご利用の環境に合わせて環境構築を行っ …

「高松商店」IoT化事例のご紹介

こんにちは、デジタルビジネス事業推進室の高松です。 「デジタルビジネス事業推進室」では、IoTやAI、RPAといった新しい要素技術を活用したビジネス化の検証をしています。 今回は、弊社のちょっと変わっ …