このCookBookでは、BISワークフローにおいて、承認ノードの画面アイテムに任意の初期値を設定する方法を紹介します。
画面アイテムに任意の初期値を設定する方法としては、画面アイテムプロパティである「フィールド初期値」を設定する方法があります。
ただし、この設定が適用されるのは申請画面のみとなります。
そのため、この設定では承認ノードで表示される画面アイテムの初期値を設定することはできません。
本稿ではアクション設定を利用して、特定の承認ノードにしか表示されない画面アイテムに初期値を設定する方法を記載します。
完成サンプル
以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。
- BIS一括エクスポート情報
- インポート手順の詳細は以下のドキュメントをご覧ください。
[IM-BIS システム管理者 操作ガイド] - [一括インポート・エクスポートを行う]
サンプルは以下の環境で動作を確認できます。
- テナント環境セットアップで、サンプルデータがインポート済みであること
レシピ
- BISワークフローを作成する。
- アクションを設定する。
- 作成したBISワークフローにて、フローを実行する。
設定項目の詳細は、添付のサンプルを参照してください。
1. BISワークフローを作成する。
BISワークフローを作成します。
2. アクションを設定する。
デザイナ画面の「Action settings」-「Initial display event」を設定します。
Action「Custom Scripts」を追加し、「Conditions」に初期値を設定したいnodeId、スマートフォン表示/PC表示を指定します。
「Action settings」を特定のノードに飲み設定する場合、nodeIdの指定は不要です。
「Conditions」を設定後、「Settings」を設定します。
クライアントサイドスクリプトAPI を利用して、画面アイテムに値を反映します。
詳細はサンプルを参照してください。
差戻し後等の再承認時に入力済みの値を優先したい場合、画面アイテムの入力状態を判定してから初期値を反映するようにしてください。
また、スマートフォン表示を利用する場合、スマートフォン版クライアントサイドスクリプトAPIも設定するようにしてください。
3. 作成したBISワークフローにて、フローを実行する。
BISワークフローの承認/処理画面を表示します。
初期値が設定されることが確認できました。