この記事は、intra-mart Advent Calendar 2013 第2日の記事です。
Advent Calendar ではあまり知られていないと思っている機能を紹介して行きたいと考えております。今回は、そこで、AccelPlatformをインストールすると必ず動かす、テナント環境セットアップに独自の処理を追加する方法をご紹介します。
実は、これちゃんとマニュアルに記載されているのですが、あまり知られていないようですが、独自に作成したアプリケーションをサーバ上に配置する際に、手順書等で、作成したアプリケーションで必要なデータベースのテーブルやデータ、ロールや認可の情報などを手作業で準備するようにしていると思いますが、定義ファイルを用意して、そこに必要な処理を定義し、ユーザモジュールに同梱するだけで、自動的にAccel Platformがこの環境には、テナント環境セットアップの実行が必要と判断して、定義されたテーブル作成やロール作成などのテナント環境セットアップを実行させることが可能な仕組みを提供しています。
具体的な詳細な方法については、「ユーザモジュール開発ガイド テナント環境セットアップの組み込み」をご参照ください。
テナント環境セットアップで実行可能な処理は以下の処理になります。
データベース系 | DDL実行 |
DML実行 | |
テナントマスタ系 | ロール インポート |
アカウント インポート | |
カレンダー インポート | |
メニュー インポート | |
認可 インポート | |
ジョブスケジューラ インポート | |
拡張処理 | Javaプログラム実行 |
サーバサイドJavaScriptプログラム実行 |
上記の通り、必要な処理はすべて定義可能で、かつ、特殊な対応が必要なものが発生しても、Javaないしは、サーバサードJavaScriptのプログラムを実行できますので、ほとんどの要件に対応することが可能です。
SIの現場などで、開発環境構築や実際の運用環境を容易に構築することが可能ですので、是非活用してください。