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intra-mart Advent Calendar 2013 第3日:ViewCreatorで計算式が使えるようになってますよ!

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この記事は、intra-mart Advent Calendar 2013 第3日の記事です。

きょうから、3日間ほど、Accel PlatformのViewCreatorで新規追加された機能を紹介していきます。まず、本日は、Accel Platform 2013 Summer版から追加された計算式カラムをご紹介します。

ViewCreatorは、基本的には、指定したデータベースのテーブルから任意のクエリーで取得した内容を表示する機能です。単純なデータを参照するだけであれば、これで十分なのですが、やはり、特定の項目と項目の合計値や平均値を出したり、数値でフラグになっているものを◯とか✕で見やすくしたいとか、表示フォーマットを変更したいという要望が出てきます。これまで、そのような要望に対応するには、SQL文自体を編集して対応したり、複雑なものになるとデータベースのビューを作成して対応という形にならざるを得ず、簡単にデータ参照を行うツールの位置づけのViewCreatorに相反するものでした。そこで、それらの要望に答えるべく、Accel Platform版のViewCreatorでは、計算式カラム機能を追加しました。

この計算式カラムを利用することで、他のカラム同士の四則演算や、用意されている関数を利用することで、任意のカラムの値を関数で編集、加工した値を表示することが可能になりました。
実際には、下記のイメージのように、カラム一覧に「計算式を追加」というボタンが新設され、このボタンを押下することで専用のカラム編集が表示されます。

例えば、上記のように、人口密度の値を表示したい場合は、キャプションに「人口密度」と指定し、式に「人口/面積」という形で、既存のカラム名と四則演算を入力することで、その計算結果を1つのカラムとして、以下の実行結果のように表示可能になります。また、計算式カラムの計算結果を別の計算式カラムで使用することもできます。

 
式は手入力するだけでなく、利用可能な演算子、カラム名(フィールド名)、及び関数を一覧から選択しながら作成することもできます。

関数は、Excelの関数に似た形で、かつ、Excelでよく使われるものを用意しておりますので、関数を組みわせることで、複雑な文字列操作などの処理を行うことも可能です。また、Javaのコードを用意することで、独自の関数を追加することも可能です。

この計算式機能を利用することで、ViewCreatorを、今まで以上に利便性の高いデータ参照ツールとして利用できるようになっておりますので、ご活用ください。

計算式機能の詳細は、「ViewCreator 管理者操作ガイド 計算式カラムの設定

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