iシリーズとはいえ、普通のwindows系のサーバと取扱いは変わりません。
インストールも通常のインストーラで可能です。ただし下記の注意点があります。
1.iシリーズのDB2はEBCDICコード APはJVMで稼動するので意識は必要ないのですが、いざDBにインサートする時にEBCDICコードへの変換が JDBCドライバにより実施されます。 例えば、ある項目で半角文字と全角文字が混在している場合、全角文字が登場する度に前後にshift-in、 shift-outコードが1バイトづつ自動的に付与されます。つまり全角文字の登場回数×2バイトの余裕を持ってテーブル構築しないとDBインサート時にエラーが発生します。(レングスエラー)
2.iシリーズのDB2の方言 標準的なSQLはOKですが、やはり方言があります。例えば「RUN」という文字列はiシリーズのDB2にて予約語扱いの為、テーブル名や項目名には使用できません。
3.Java プログラミングの注意
動作上は問題無いのですが、負荷試験等をやると下記のようなプログラミングは性能が出ません。
a.StringBuffer の推奨
Stringの文字列結合を大量に使ってるString.concat()などで文字列結合をすると内部的に大量のオブジェクト生成がされるのでオーバーヘッドとなります。そのような場合はStringBuffer.appendで対応します。
b.SQLの大量発行
SQLのコンパイルもオーバーヘッドとなるので、無駄なSQLは発行しない。
Statementではなく、PreparedStatementを極力使う。
以上です。