こんにちは、開発本部の大西です。
今日は、分かっているようで、なにをしているかいまいち、解りにくい、ServerManagerについて、お話します。
ServerManagerの動作上の仕様は、
・システムに1つ
・フェールセーフやフェールオーバーの機能はない
・intra-martシステムには、必ず必要
という3点があります。
基本的には、ServerManagerがダウンしていてもintra-martの運用継続は可能です。
しかし、ServerManagerがダウンした際には、以下の影響があります。
・新しい ServicePlatformの追加ができない
・アプリケーションランタイムがライセンス情報を入手できない
・アプリケーションランタイムがメッセージデータを入手できない
・ServicePlatformのフォールトトレランスが期待通りに機能しないことがある
これはなぜかというと、ServerManagerの主な仕事が以下のとおりだからです。
・ライセンス情報の管理
・(多言語に対応した)メッセージデータの管理
・システムの ServicePlatform の構成情報を管理
・im-Administrator との窓口
特に重要な機能は、システム内のServicePaltformの構成情報の管理です。
どのIPアドレスのどのポートで、どのサービスを持ったServicePlatform が動作しているのか?などの情報を管理し、ServicePlatformの起動時や停止時など、状況が変わった際に各ServicePlatform からServerManagerに通知をして、情報を受け取ったServerManagerが、各ServicePlatformへ情報を配布しています。
つまり、ServerManagerがいないと、ServicePlatformは最新の状態の構成情報を入手できないので、フォールトトレランス機能に影響がでる可能性がありますので、ご注意ください。