こんにちは。デジタルビジネス推進室の高松です。
今回は、高松商店のちょっとしたデジタル化についてご紹介させて頂きます。
(高松商店をご存知ない方は、こちらの記事をご覧ください!)
高松商店の近況
前回の記事から1年経ってしまいましたが、高松商店は今も元気に運営しております。
この1年で起きたことをまとめますと、
2017年6月 電子マネー対応
2017年11月 豊洲支店オープン!
2018年4月 社外常駐に伴い運営支援システム導入
というイベントがありました。
色々ありましたが、売り上げも順調に推移しております。
昨年11月、開店から3年9ヶ月で累計売上が1,000万円を超えました。
1個100円で、10万個売ったと思うと驚きですね。
上記イベントに伴い、色々記事にしたいことがあるのですが、今回は、豊洲支店に関することをご紹介したいと思います。
豊洲支店オープン!
昨年の11月に、高松商店の支店ができました!
intra-martが豊洲にサテライトオフィスを開設したのに合わせ、高松商店も豊洲支店を出店したんです。
こちらが豊洲支店の様子
ペットボトル用冷ケースと、お菓子の棚になります。
ペットボトル用の冷ケースは、ずっと買ってみたいと思っていたのですが、ようやく実現できました。
サテライトオフィスの人数は50名程度です。
初日は1,000円程度でしたが、最近は6,000円を超える日もあります。
本店(赤坂)は、現金でも支払いができるのですが、支店は現金の回収ができないため、電子マネーで支払いをできるようになっています。
スイカや、nanaco、iD、Edy、Apple Payに対応しており、みんな便利に使ってくれています。
詳しくはまた改めてご紹介させていだきますね。
在庫状況カメラシステム導入
出店してすぐに出たのが、「在庫の状態がわからない!」という課題です。
というのも、私がほとんど豊洲オフィスに立ち寄らないため、何が売れているのか把握できないのです。。
こちらは出店初期の状況。売れ行きがわからず、過剰在庫になってしまいました。。。
そこで作ったのが、こちらのネットワークカメラシステムです。
ラズパイに、カメラデバイスをつけています。また、ネットワークはソラコムのため、電源だけ供給すれば利用できるようにしました。
ちなみに本店(赤坂)で導入しているスマホによるカメラシステムは、豊洲支店ではセキュリティ上利用できず、仕方なくWAN経由で写真を送っています。
当然(?)ですが、ソラコムの通信料は個人負担なので、極力通信量を減らすように工夫しました。
1時間に1回、カメラで撮った写真をGmailに送付します。
こちらが、毎日ラズパイが送ってくる写真データです。
先ほどのラズパイが、写真付メールを定期的に送信してきます。
通信費を抑えるために、画像解析をして、暗い時は画像を送らないようにしています。
(画像解析による自動発注や在庫アラートについても、現在研究中です。)
また、IoTっぽくメンテナンスもリモートでできるようにしました。
Gmailを使ってラズパイに指示を行えるようになっています。
操作はとても簡単、ラズパイが送信してくるメールに返信するだけでOKです。
- 空メールを送る→最新の写真を送り直す
- GETとメールする→設定ファイルを送付する
- PUTとメールする→添付の設定ファイルを反映する。
- SHUTDOWN→再起動する
Gmailのアカウントは無料のため、月々のランニングコストはソラコムの通信費だけです。
写真の送信間隔を2時間に1回にすれば、月々150円で運用できます。
サーバレスで手軽に作れる在庫チェックシステム、オススメですよ!
技術的な仕組みにご興味がある方は、こちらのドキュメントをご覧ください。(すごくご紹介したいですが、とても長くなるので記事では割愛します。)
高松商店豊洲モニタ開発
残りは次回!
電子マネーサービスの件や、本店運営をクラウドソーシング的に支援してもらう仕組みを導入したこともご紹介したかったのですが、ちょっと長くなってしまったので今回はここまでにしたいと思います。
近いうちに記事にしますので、楽しみにお待ちください!
[…] 高松商店のデジタル化について、前回の続きでご紹介させていただきます。 […]