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ワークフローの案件削除時にBIS/Formaの関連データも削除する方法

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このCookBookでは、ワークフローの案件削除時にBIS/Formaの関連データも併せて削除する方法について紹介しています。

BIS/Formaで作成したワークフローには、機能ごとに個別で管理するトランザクションデータが存在し、これらのデータはIM-Workflowの案件削除機能では削除されません。(例:BISの場合、imbis_t_historyテーブル等。Formaの場合、imfr_ut_xxxテーブル等)
2018Winterで追加された BIS案件付属情報削除タスクFormaアプリケーション登録データ削除タスク を使用することで、ワークフロー案件削除時にこれらのデータも併せて削除することができます。

それぞれのタスクで削除されるデータは以下のドキュメントを参照してください。

完成イメージ


・ 案件操作画面からBISで作成したフローの案件削除を行うと、案件削除リスナーに指定したロジックフローが実行され、BIS/Formaの関連データも併せて削除します。
・ 各種案件状態(未完了・完了・過去)に関わらず動作可能なロジックフローを作成します。

完成サンプル

以下の完成サンプルをダウンロードしてご活用ください。

  • ロジックフロー定義: im_cookbook_152804_logicdesigner-data
    • LogicDesignerのインポート機能からインポートしてください。
    • 手順の詳細は以下のドキュメントを参照してください。
    • サンプルに含まれる定義情報は以下の表の通りです。
      種類 定義名 補足説明
      フロー定義 【CookBook】BIS/Formaの案件トランザクションデータ削除 入出力設定で受け取った値を基にBIS/Formaの関連データを判断し、削除します。

上記のサンプルの利用条件は以下の通りです。

  • intra-mart Accel Platform(Advanced) 2018 Winter(8.0.21)以降のバージョンであること
  • サンプルデータのインポートが行われていること

サンプルは、intra-mart Accel Platform(Advanced) 2018 Winter(8.0.21)で動作確認を行っています。

レシピ

  1. IM-LogicDesigner で案件削除リスナー用のフロー定義を作成する
  2. ワークフローパラメータの各種案件削除リスナーに、作成したロジックフローを指定する
  3. BISワークフローを申請し、当該案件を削除する

1. IM-LogicDesigner で案件削除リスナー用のフロー定義を作成する

  • 定数設定
定数ID 定数値 補足説明
extractSystemMatterId ${!isEmpty($input.imwActvMatterDeleteProcess) ? $input.imwActvMatterDeleteProcess.systemMatterId : (!isEmpty($input.imwCplMatterDeleteProcess) ? $input.imwCplMatterDeleteProcess.systemMatterId : (!isEmpty($input.imwArcMatterDeleteProcess) ? $input.imwArcMatterDeleteProcess.systemMatterId : null))} 入力設定からsystemMatterIdを取得するためのEL式です。
extractUserDataId ${!isEmpty($input.imwActvMatterDeleteProcess) ? $input.imwActvMatterDeleteProcess.userDataId : (!isEmpty($input.imwCplMatterDeleteProcess) ? $input.imwCplMatterDeleteProcess.userDataId : (!isEmpty($input.imwArcMatterDeleteProcess) ? $input.imwArcMatterDeleteProcess.userDataId : null))} 入力設定からuserDataIdを取得するためのEL式です。
false false フロー定義の出力値「error」にセットするための値です。
当CookBookでは失敗を考慮しないため一律falseとします。
  • 入出力設定(入力)
キー 補足説明
imwActvMatterDeleteProcess - systemMatterId , userDataId 未完了案件削除リスナーから連携される値を取得するための設定です。
imwCplMatterDeleteProcess - systemMatterId , userDataId 完了案件削除リスナーから連携される値を取得するための設定です。
imwArcMatterDeleteProcess - systemMatterId , userDataId 過去案件削除リスナーから連携される値を取得するための設定です。
  • 入出力設定(出力)
キー 補足説明
error 各種案件削除リスナーへ連携する値です。

入出力値の詳細は以下のドキュメントを参照してください。
IM-Workflow 管理者操作ガイド - 未完了案件削除処理
IM-Workflow 管理者操作ガイド - 完了案件削除処理
IM-Workflow 管理者操作ガイド - 過去案件削除処理

  • 変数設定
名称 補足説明
systemMatterId 入力値をEL式で解析した値を保管します。
userDataId 入力値をEL式で解析した値を保管します。
  • フロー

  • (1) extractSystemMatterId,extractUserDataId(EL式)を利用し、入力値から取得した値を変数へ格納します。

  • (2) BIS案件付属情報削除タスクを実行します。

  • (3) Formaアプリケーション登録データ削除タスクを実行します。

2. ワークフローパラメータの各種案件削除リスナーに、作成したロジックフローを指定する

手順の詳細は以下のドキュメントを参照してください。

IM-Workflow 仕様書 - リスナーの設定

3. BISワークフローを申請した後、当該案件を削除する

それぞれのタスクで削除対象となっているデータが削除されていることを確認してください。
また、BIS/Formaで作成していないワークフローの案件を削除した場合も正常に終了することを確認してください。

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