こんにちは。
デジタルビジネス推進室(デジビ)の関根です。
今回はintra-martとスマートスピーカの連携をご紹介します。
背景
intra-mart Accel Collaborationには「伝言メモ」という機能があります。
離席しているときにお客様から電話が来た時のメモ等に使うと便利です。
しかし、伝言メモを確認することを忘れることも…。
そんなときのために、スマートスピーカから伝言メモの有無や読み上げをさせる機能があればなぁと思い作ってみました。
イメージ
実現方法
1.まずは、スマートスピーカ側の実装を行います。
Actions on Googleにて、スマートスピーカに話しかけるワードの設定を行います。
また、『読み上げますか?』に対するフォローアップとして「お願いします」等、
返答ができるようにします。
2.次に、intra-mart側の実装を行います。
inputとしてきた内容に応じて、返却するメッセージを作成する簡単なフローとなります。
・リクエスト:「伝言ある?」
⇒レスポンス:「関根さんの伝言メモは○件あります。読み上げますか?」
・リクエスト:「お願いします」
⇒レスポンス:「1件目、○○月××日、△△さんから伝言です。~~~。以上です。」
(2件目以降がある場合は「2件目、…」)
3.最後に、外部連携の設定を行います。
・intra-mart側:ロジックフロールーティングの設定を行います。
※レスポンスヘッダにcharset=UTF-8を設定しないとActions on Google側で文字化けを起こす可能性がありますので注意が必要です。
・Actions on Google側:ロジックフロールーティングで作成したURLを指定します。
これで完成です。シミュレータで動かしてみます。
シミュレータで問題なく動作すれば、実機でも同じように動きます!
動かしてみましょう
…と、ここまで作っておいてなんですが…。
「OK Google!デジタルラボにつないで!(`・ω・´)」
と話しかけるときの周りの目が気になります…。
自宅や誰もいないところなら良いのですが。
ということで、「Google AIY Voice Kit V2」で作り直しました!
ボタンを押したら伝言メモを読み上げてくれます。
実際動かしている様子(音声が出ます)
所感
LogicDesignerを使用することで簡単に外部との連携が行えました。
今まではキーボードとマウスで画面を操作して、目で見ていましたが、耳で情報を取得することが可能になりました。
これにより両手がふさがっていたり、わざわざ画面を立ち上げる手間もなく知りたい情報を得ることが可能となります。
また、今回は伝言メモとの連携でしたが、スケジュールの確認や、ワークフローの承認等、可能性は無限大です。
宣伝
2018年10月25日(木)にEnterprise Web Solution 2018が開催されます!
デジビでは、
OCR、AI、IoT、RPAによる「おもてなしサービス」を体験頂ける、IMデジタルブースを開きます!
詳しくは以下URLをご覧ください!
https://www.intra-mart.jp/event-seminar/event/ews2018.html