開発Blog

トイレの空き状況の見える化システム

投稿日:2016-03-18 更新日:

初めまして、開発本部の矢野と申します。
この記事では今までとはちょっと違い、intra-mart 社の普段の雰囲気を感じていただくために、製品の説明や紹介ではなく、私がつい最近取り組んだ日常的な仕事について赤裸々に書きたいと思います。

やった事

タイトルでネタバレしてしまっていますが、トイレの空き状況を見える化するシステムを作りました。

動機

  • トイレの個室が高い確率で満室。
    • 特にお昼休み後は100%に近い稼働率。
    • 頻繁に個室の待ち行列が形成される。
  • お腹の様子がどうやらヤバイらしいのでトイレに向かったらトイレの混み具合の方がやばくて自席へ引き返す社員が多数発生/目撃される。
  • 社内で利用しているチャットツール(IMBox)にてトイレの空き状況を報告しあうスレッドが作成される。

IMBox_トイレ待ち行列本部長の大西さんも昨今のトイレ稼働率にお困りの様子で、一瞬個室の見える化に気持ち前のめりになりながらも、実行に移されることはありませんでした。

鶴の一声

IMBox_IoT_1トイレの稼働率に苦しめられながら過ごす日々、突如として社長の中山さんがIMBoxにトイレの空き状況の見える化についてコメントされる。

IMBox_IoT_2もの凄い勢いで意志決定が成される。intra-mart 社は製品もそうですが、基本的にこのように OPEN&EASY な会社です。

実施

そういうわけで、上記のやりとりがあったすぐ後に大西さんが必要な部品を発注され、部品が到着後何故か社内のリフレッシュルームに既に準備されてあったはんだごて、はんだ、各種抵抗によりハードウェアの実装が完了。
またその直後に見える化のためのソフトウェアも既に開発されていました。
このように普段の製品開発とは違うところにこそ全力をもってして取り組むのもまた、開発本部の社風と言えます。

完成後、すぐに男子トイレの各個室(計4室あります)に設置しました。

結果

トイレ可視化_1このように、個室(計4室)に人が入っているかどうか確認できる画面を作成。
ついうっかり個室が空く目安として個室が閉じてから何分経過したかも表示する機能も実装。

う~ん、混んでますね!

また、社内への各種お知らせ等を配信するためのモニター(フロアに各部署毎に最低一台配置されています)にも常時表示するようにしました。

トイレ可視化_2トイレ可視化_3

まとめ

特にまとめるような内容でもありませんが・・・この記事を読んでいただいて、NTTデータイントラマート社がどのような会社なのか、少しは伝わったのではないでしょうか?
NTTと付いているとお堅い会社のように思えるかも知れませんが、実際は本当に OPEN&EASY な会社です。
転職されてきた先輩が「新卒がこれ(この社風)が普通だと思っていないか心配(真顔)」と自由過ぎる社風に心配されていたり、新卒自身も中山さんの目の前で「自由過ぎるのではないか」とついうっかり失言したり、IMに来てくださってるパートナー様が「ここの会社だけは本当特別だから」との声が聞こえてくるくらい和気あいあいとした楽しい職場です。
もちろん、お仕事もちゃんとしていますよ!

この記事を読んでいただいて、惹かれた方は、是非エントリーしてください。きっと、入社後も期待を裏切らないと思います。

それでは、皆さんのご応募、お待ちしております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

補足

この記事を途中まで書いたところで大西さんにお見せしたところ、
「これ、実際のシステム自体の説明いれるよね?」
と言われてしまったので、「はい、喜んで!」と最後に補足としてちょっとだけ今回のシステムの説明させていただきます。

以下のサイトを参考にして構築しました(ほとんどこのサイトの内容のみで足りました。この場を借りて、お礼を言わせていただきます。素晴らしい記事をありがとうございました。)

ボタン電池1個で数年持つ無線ドア開閉センサを作る

以下のようなドアの開閉センサーを4個作成し、
トイレ開閉センサー_1トイレ開閉センサー_2トイレのドアに設置します。
トイレ開閉センサー_3センサーの読み取り機を作成し、PCに接続します。
トイレセンサー_親機シリアルポートからセンサーから送信されてくる開閉状況の値を読み込み、Node.js で作成したサーバーから WebSocket で各ブラウザに現在のドアの開閉状況の通知を行います。
大体以下のような構成になっています。

トイレ構成図ついでに、トイレが空いた際に Push 通知を受け取れるよう、Chrome のブラウザの Push 機能の追加も行っています。

トイレPush通知直近の予定としては、トイレの混雑状況を Elasticsearch に放り込み、Kibana による可視化を行う予定です。
さらに、このセンサーを各会議室のドアにも設置して、iACの施設予約との連動も行う予定です。

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  1. […] 最近、矢野さんのトイレの空き状況の見える化システムや高松さんの社員が運営するオフィスコンビニのご紹介、久我さんの社員が運営するコーヒーサービスが公開されましたね。 これ […]

  2. […] こんにちは。技術コンサルの高松と申します。 最近、矢野さんのトイレの空き状況の見える化システムが公開されましたね。 「自分もおもろい社内ネタを出したい!」と思ったので、 […]

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