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IM-BloomMaker グラフエレメントのツールチップのフォーマットを指定する方法

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このCookBookでは、Accel Platform 2020 Winter でグラフエレメントに追加された「tooltipPointFormat」プロパティについて紹介しています。

「tooltipPointFormat」プロパティは、ツールチップのフォーマットを指定するプロパティです。
ツールチップ上でグラフの値に単位を表示したい場合や、グラフのデータ以外に表示したい情報がある場合は、このプロパティで指定します。

このプロパティは Highcharts のオプション「tooltip.pointFormat」に相当します。
pointFormat の詳細については Highcharts の API ドキュメントを参照してください。
Highcharts API Reference

使い方

このcookbookで紹介するサンプルのインポート資材です。BloomMaker のインポート画面からインポートしてください。
サンプル資材 : cookbook_190382_im_bloommaker.zip

ツールチップのフォーマットを指定する

  1. コンテンツ一覧画面を開き、コンテンツツリーの「im_cookbook」>「im_cookbook_190382」カテゴリを開いてください。

  2. 「im_cookbook_190382」カテゴリ内の「im_cookbook_190382_01」コンテンツを選択し、「デザイン編集」ボタンをクリックしてください。

  3. 「折れ線グラフ」エレメントを選択してください。

  4. 右ペインのプロパティタブを開き、「エレメント固有」カテゴリの「tooltipPointFormat」プロパティを表示してください。
    固定値で以下のように設定されています。
    <b>{point.y} ℃</b>

    この設定値の場合、ツールチップには「(グラフの y の値) ℃」と表示されます。

  5. 「プレビュー」ボタンをクリックしてください。

  6. プレビュー画面でグラフの任意のポイントにマウスカーソルを合わせてください。
    以下のようなツールチップが表示されます。

グラフのデータ以外に表示したい情報がある場合

  1. コンテンツ一覧画面を開き、コンテンツツリーの「im_cookbook」>「im_cookbook_190382」カテゴリを開いてください。

  2. 「im_cookbook_190382」カテゴリ内の「im_cookbook_190382_02」コンテンツを選択し、「デザイン編集」ボタンをクリックしてください。

  3. 「棒グラフ」エレメントを選択してください。

  4. 右ペインのプロパティタブを開き、「エレメント固有」カテゴリの「tooltipPointFormat」プロパティを表示してください。
    固定値で以下のように設定されています。
    <b>{point.convertedValue}</b>

「convertedValue」 は、変数「$variable.series.data」の配下にある変数です。
このサンプルでは、グラフデータは分単位で表示し、時分に変換した値を「convertedValue」に格納してツールチップに表示しています。
  1. 「プレビュー」ボタンをクリックしてください。

  2. プレビュー画面でグラフの任意のポイントにマウスカーソルを合わせてください。
    以下のようなツールチップが表示されます。

上記のように、グラフのデータ以外に表示したい情報がある場合やグラフとツールチップで表示形式を変えたい場合は、表示したい情報を格納した変数を「series.data」の配下に追加し、「tooltipPointFormat」プロパティで「{point.変数名}」と指定します。

円グラフと散布図ではツールチップで使用できる変数名を制限しています。
円グラフ、散布図の場合は、「tooltipArgs」の名前で変数を追加し、表示したい情報を格納してください。

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